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日立インシデントレスポンスチーム(HIRT)寺田真敏氏が総務大臣奨励賞を受賞

更新日:2017年6月5日

このたび、日立インシデントレスポンスチーム(HIRT)の寺田真敏氏がサイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞を受賞(同氏を含む個人2名と団体1組織が受賞)しました。6月1日の「電波の日・情報通信月間」記念中央式典において表彰式が行われました。

寺田氏は、国内でのセキュリティ対策推進を支援するために、2002年に国内で利用されているソフトウェアや装置の脆弱性を対象とした対策情報データベースJVN(JP Vendor Status Notes)の立ち上げを推進しました。JVNは、2004年7月の『ソフトウェア等脆弱性関連情報取扱基準』の施行に伴い、報告された脆弱性を公表するJVN(Japan Vulnerability Notes)サイト(http://jvn.jp/)に引き継がれています。その後もJVN脆弱性対策機械処理基盤(MyJVN)の整備に関わるなど、国内の脆弱性対策を推進するための活動を続けています。また、シーサート(CSIRT、Computer Security Incident Response/Readiness Team)活動においては、1998年に弊社内に企業内CSIRTである日立インシデントレスポンスチーム(HIRT)、2007年には国内のシーサート6チーム(HIRT、IIJ-SECT、JPCERT/CC、JSOC、NTT-CERT、SoftBank CSIRT)と共に日本シーサート協議会を立ち上げ、2017年現在、日本シーサート協議会運営委員長としてシーサート活動の普及を推進しています。同氏の幅広い活動が、我が国のサイバーセキュリティの向上に貢献し、更なる活躍が期待されると評価され本賞を受賞しました。

日立インシデントレスポンスチーム(HIRT)では、今後とも国内外の関係機関と連携を図りつつ、シーサート活動の普及を通じて、わが国のサイバーセキュリティの高度化に広く貢献していく所存です。

表彰状 受賞式風景
表彰状(左)と受賞式風景(右)

[サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞]
地方自治体、民間企業、各種団体等の現場において、ネットワーク環境等のサイバーセキュリティ向上の観点から、特に顕著な功績があり、今後サイバーセキュリティ分野で更なる活躍が期待される個人または団体(チーム)に対し、平成29年度から総務大臣奨励賞を授与するものです。