更新日: 2024年10月29日
HIRTでは、組織間連携可能な脆弱性対策ならびに、インシデント対応体制を整備するために、FIRST、NCA、WARPなどのCSIRT(シーサート)コミュニティに積極的に参画しています。また、学術系での人材育成活動を通して、CSIRT(シーサート)活動の普及を進めています。
FIRST (Forum of Incident Response and Security Teams)
は、信頼関係に結ばれた世界におけるコンピュータセキュリティインシデント対応チームの国際コミュニティです。
HIRT では、2005年1月、各国の CSIRT
組織と連携可能なインシデント対応体制を作りながら、CSIRT
活動の実績を積むために FIRST に加盟しました。技術会合 (Technical Colloquium & Symposium)
での CSIRT 活動に関する発表、2005年以降、協賛組織として
FIRST 年会合 (Annual Conferences)
の開催を支援しています。
技術会合 (Technical Colloquium & Symposium)
年会合 (Annual Conferences)
JFIRST (FIRST Japan Teams)
は、FIRSTに加盟する日本チームのコミュニティです。
2008年3月に、東京での FIRST TC (Technical Colloquium、技術会合) 開催を契機に活動を開始しました。
NCA (Nippon CSIRT
Association、日本コンピュータセキュリティインシデント対応チーム協議会、略称:日本シーサート協議会)
は、2007年3月に設立されたコンピュータセキュリティインシデント対応チームの国内コミュニティです。
HIRT では、2007年3月、単独の CSIRT では解決が困難な事態に対して
CSIRT
間の強い信頼関係に基づいた迅速かつ最適な対応を実施する体制作りを整備するために、IIJ-SECT
(IIJ)、JPCERT/CC、JSOC (ラック)、NTT-CERT (NTT)、SBCSIRT
(ソフトバンク)
と共に、日本シーサート協議会を設立しました。協議会内では、インシデント情報活用フレームワーク検討 WG、SSH サーバセキュリティ設定検討 WG
の運営を推進しています。
WARP (Warning, Advice and Reporting
Point)[https://www.warp.gov.uk/] は、英国政府のセキュリティ機関
CPNI (The Centre for the Protection of the National
Infrastructure) が支援しているセキュリティコミュニティです。WARP
を意訳するとすれば、「セキュリティ情報、相互アドバイスと、インシデント情報の共有によるセキュリティ対策推進のための互助コミュニティ」です。
HIRT では、2007年5月、CSIRT 活動の海外連携強化のために WARP
に参加しました。
CSS (コンピュータセキュリティシンポジウム) は、一般社団法人情報処理学会 コンピュータセキュリティ研究会
(CSEC)
主催のシンポジウムです。
HIRT では、2006年以降、協賛組織として開催を支援しています。2024年以降、日立製作所として開催を支援しています。
MWS (マルウェア対策研究人材育成ワークショップ) は、CSS
との併催された、一般社団法人情報処理学会 コンピュータセキュリティ研究会の設立された
MWS 組織委員会
主催のワークショップです。
HIRT
では、第1回目の開催となる2008年以降、CSSの協賛組織として開催を支援しています。また、MWS2015以降、研究用データセット協力組織として参画しています。2024年以降、日立製作所として開催を支援しています。
IWSEC (International Workshop on Security) は、一般社団法人情報処理学会 コンピュータセキュリティ研究会
(CSEC)
と、社団法人電子情報通信学会 情報セキュリティ研究会 (ISEC)
との共催の国際会議です。
HIRT では、第1回目の開催となる 2006年以降、IWSEC
の協賛組織として開催を支援しています。2024年以降、日立製作所として開催を支援しています。
高校教科「情報」シンポジウムは、一般社団法人情報処理学会 情報処理教育委員会
(初等中等教育委員会)
主催のシンポジウムです。
HIRT
では、情報セキュリティの普及啓発を進めるべく、協賛組織として開催を支援しています。