2017年4月3日 公開
矢野和男(株式会社日立製作所 理事 研究開発グループ技師長)
画一的なルールに縛られた20世紀型社会から、多様性や変化を受け入れる21世紀型の社会へ。この「超スマート社会」へと向かう流れに、日立製作所は人工知能とデータ活用によって積極的に取り組んでいる。日立におけるAI研究の第一人者である矢野和男・研究開発グループ技師長が、21世紀にふさわしい働きがいのある社会、そして幸福(ハピネス)のあり方を語る。
矢野和男(やの・かずお)
株式会社日立製作所 理事
研究開発グループ技師長
1984年日立製作所入社。1993年単一電子メモリの室温動作に世界で初めて成功。2004年からウエアラブル技術とビッグデータの収集・活用技術で世界を牽引。論文被引用件数は2,500件、特許出願350件を超える。「ハーバードビジネスレビュー」誌に,開発したウエアラブルセンサー「ビジネス顕微鏡(Business Microscope)」が「歴史に残るウエアラブルデバイス」として紹介される。人工知能からナノテクまで専門性の広さと深さで知られる。著書『データの見えざる手~ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』(草思社刊)はBookvinegar社の2014年ビジネス書ベスト10に選ばれる。工学博士。IEEE フェロー。東京工業大学連携教授。文部科学省情報科学技術委員。2007年MBE Erice Prize, 2012年Social Informatics国際会議最優秀論文など国際的賞を多数受賞。
(※ 2017年4月3日 当時)