新しい社会に向けて考えなければいけない「問い」と「答え」の探索。
私たちは、社会の様々な人々と一緒になって、議論をつくり、議論を重ね、議論を広げていきます。
将来、仮に2050年としましょう。私たちはどんなことに悩んでいるのでしょう。高齢化、少子化、過疎化でしょうか?いや、これらは受け入れざるを得ない「現象」です。こういった現象が私たちの大事なもの、生命、財産、人権、アイデンティティなどを脅かし、「不安」が生まれるとき社会課題が生まれます。
では、どう脅かすのか?私たちは京都大学の多くの先生方と対話し、このことを考えてきました。霊長類、税制論、古代ローマ史、人のこころのありよう、東南アジアやアフリカの社会など、さまざまな専門分野の先生方との対話は、一見、日本の社会課題から遠いようでありながら、実は全ての話は人が持つ根源的な「不安」につながっているという発見をしました。
この発見を、立ち向かうべき危機を直視しようとの思いでまとめたものが、『Crisis 5.0』です。