日立製作所 フェロー
矢野 和男
博士(工学)
1984年に早稲田大学 物理修士卒業後、日立製作所に入社、同社 中央研究所に配属。07年 主管研究長、15年 技師長、2018年より現職。現在,AIや社会におけるデータ活用の研究に従事。
1993年単一電子メモリの室温動作に世界で初めて成功。 2004年からウエアラブル技術とビッグデータの収集・活用技術で世界を牽引。論文被引用件数は2,500件、特許出願350件を超える。「ハーバードビジネスレビュー」誌に、開発したウエアラブルセンサー「ビジネス顕微鏡(Business Microscope)」が「歴史に残るウエアラブルデバイス」として紹介される。人工知能からナノテクまで専門性の広さと深さで知られる。著書『データの見えざる手~ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』(草思社刊)はBookVinegar社の2014年ビジネス書ベスト10に選ばれる。
現在は東京工業大学連携教授を兼任。これまでIEDM, DAC, ASSCC, ASP-DAC, SPOTS, EmNet, KDDなど国際学会の論文委員やSymposium on VLSI Circuits 2009の大会委員長、IEEE SpectrumのExternal Advisory Board Memberや文部科学省情報科学技術委員を歴任。
1994 IEEE Electron Devices Society Paul Rappaport Award, 1996 IEEE ISSCC Lewis Winner Award, 1998 IEEE ISSCC Jack Raper Award, 2007 MBE Erice Prize, Best Paper Award of International Conference on ASE/IEEE Social Informatics 2012, 2014年関東発明表彰発明奨励賞、2016年日刊工業新聞 十大新製品賞、2016年日本データマネジメント・コンソーシアム先端技術活用賞、2016年第64回電気科学技術奨励賞、2017年Rakuten Technology Award/HEAD Award, 2020 IEEE Frederik Phillips Award などの国際的賞を多数受賞。
IEEEフェロー、電子情報通信学会、応用物理学会、日本物理学会、人工知能学会 会員