8方向の隣接チップ接続技術により、世界最大のマシン規模となる144kビットを実現
2021年2月18日
実装体積を抑えながら大規模な組合せ最適化問題を解くCMOSアニーリング技術を開発
図1 9チップ接続CMOSアニーリングマシンのプロトタイプ(左:ボード、右:16kビットのCMOSアニーリングチップ)
株式会社日立製作所は、上下左右斜めの8方向にCMOSアニーリングチップを隣接して接続することで、実装体積を抑えながら大規模な「組合せ最適化問題」を解く計算機技術を開発しました。本技術では、1枚のボードにCMOSアニーリングチップを縦横3列の合計9枚配置することで、世界最大のマシン規模となる、144kビットを実現しました(図1)。