ここでは、2015年5月27日現在のHA8000シリーズ、BladeSymphonyシリーズで、Windows Server 2008 R2を購入される場合の注意事項や、制限事項について記載します。
Windows Server 2008 R2を購入される前に、必ずお読み下さい。
Windows Server 2008 R2は64bit版アーキテクチャのみの提供となります。
BIOSの設定でブート方式を「Legacy」に設定してからOSインストールを行ってください。(対象装置:RS220xN, RS210xN, RS220xN1、RS210xN1、TS20xN)
BIOSの設定で「X2APIC」を「Disable」にしてからOSインストールを行ってください。(対象装置:RS220xN, RS210xN, RS220xN1、RS210xN1、TS20xN)
Windows OS正規ライセンスを証明するCOAラベルに記載されている
Product Key/Virtual Keyですが,2010年8月以降出荷されるシステム装置へ貼り付けされているCOAラベルより
Product Key ⇒ Physical Key へ名称変更されて印字されています。
(Windows Server 2008 R2 Foundationは"Product Key"より変更ありません)
Key機能については仕様変更されていません。※
再インストールでKey入力が必要になる場合は ご注意ください。
※COAラベルに印刷されるKey機能について
・Product Key/Physical Key:物理インスタンス用
・Virtual Key:仮想インスタンス用
のライセンス認証用途です。
各Keyについては システム装置に添付されているWindows Server 2008 R2インストールメディアでインストール時にのみ使用可能です。
Microsoft Windows Server 2008 R2には、サーバー仮想化テクノロジ(Hyper-V 2.0)が組み込まれています。
Microsoft Windows Server 2008 に組み込まれているサーバー仮想化テクノロジ(Hyper-V)より機能強化されており、Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2008ではHyper-V 2.0仮想環境を管理できません。
Windows Server 2008 R2から、Windows RE(Recovery Environment)が標準で有効に設定されています。
有効に設定されている場合、OSの起動中に何かしらの障害が発生し、マシンが再起動された次のOS起動で「Windows エラー回復処理」のメニューが表示され、30秒のカウントダウンの後、「通常のOS(Windows Server 2008 R2)」ではなく「Windows RE」が起動されます。
(Windows Server 2003/Windows Server 2008では「通常のOS」が起動します。)
「Windows RE」が起動した場合、「通常のOS」を起動させるためにはユーザが操作を行なう必要があります。
このため、「OS起動中に問題が発生し不慮の再起動が発生した場合でも、もう一度通常OSの起動を行なう」動作を
想定した運用において、本動作が問題になる場合があります。
Windows REで提供される機能は、Windows Server 2008 R2のOSメディアからブートしても使用できます。
このため、通常の運用においては「Windows RE」は無効に設定することを推奨します。
[Windows RE無効化設定方法]
Windows REを無効にするためには、以下の手順を実行してください。
※△は半角スペース
1) Windows Server 2008 R2に管理者権限でログオン
2) コマンドプロンプトを起動
3) コマンドラインで以下を実行
---------------------------------------------------
C:\> reagentc.exe△/disable
---------------------------------------------------
4) 以下のコマンドで、「有効化された Windows RE」が0になっている(無効)になっていることを確認
---------------------------------------------------
C:\> reagentc.exe△/info
回復環境用の拡張構成
有効化された Windows RE: 0 ←★"0"になっていることを確認してください
ステージング済み Windows RE: 1
有効化されたセットアップ: 0
・・・・・・
・・・・・・
REAGENTC.EXE: 操作は完了しました
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Server Navigatorの以下のバージョンで、Windows Server 2008 R2 OSメディアを使用したインストールをサポートします。
上記以外のバージョンのServer Navigatorを使用してインストールした場合、正常な動作を保証できませんのでご注意ください。
SystemInstallerの以下のバージョンで、Windows Server 2008 R2 OSメディアを使用したインストールをサポートします。
上記以外のバージョンのSystemInstallerを使用してインストールした場合、正常な動作を保証できませんのでご注意ください。なお、以下のバージョンのSystemInstallerに含まれているLANドライバには、リンク状態の検知において不具合が存在しますので、使用しないでください。
BladeSymphony BS2000:11-04 (LANドライババージョン:11.0.103.0)
BladeSymphony BS320 A4/S4/H4/P4/R4サーバブレード :14-03 (LANドライババージョン:11.0.103.0)
正常に動作するLANドライバのバージョンは「11.0.103.10」以降となります。LANドライバのバージョンは、Explorerにて以下のファイルのプロパティを表示させることで確認できます。
C:\WINDOWS\system32\drivers\e1q62x64.sys
Enterprise/Datacenter使用時、メインメモリ容量が1TB以上の場合、ServicePack1環境下もしくは以下のWebサイトの修正プログラムKB980598を適用してください。
インストール時の注意事項もありますのでシステム装置に添付される「OSセットアップガイド for Windows Server 2008 R2」にしたがって対応してください
Enterprise/Datacenter使用時、メインメモリ容量が1TB以上の場合、ServicePack1環境下もしくは以下のWebサイトの修正プログラムKB980598を適用してください。
インストール時の注意事項もありますのでシステム装置に添付される「ユーザーズガイド〜Windowsセットアップ編〜」にしたがって対応してください
FiberChannelボード搭載時に構成マネージャに「エラーが発生しました」と表示される場合があります。その場合、構成マネージャを終了させ(「終了」ボタンをクリック)構成マネージャを終了後 システム装置を再起動後、再度構成マネージャを立ち上げしFiberChannelボードのドライバをインストールしてください。
システム装置に複数のディスクやパーティション(ドライブ)が存在する場合、セットアップ時にインストール対象として複数のディスクが表示されますが、表示されるディスクの順番や番号は常に変化し一定ではありません。複数のディスクが見えた状態でセットアップを行う場合、インストールする目的のディスクは順番や番号ではなく、ディスクのサイズで判断してください。
このため、システム装置に搭載するディスクアレイやハードディスクの容量は、ドライブごとに違う容量で構成してください。
対象のディスクやパーティションの選択を間違えると、既存パーティション(既存データ)を削除してしまう可能性があります。
詳細については下記マイクロソフト社サイトをご参照ください。
ディスクのサイズはRAIDユーティリティ(MegaRAID WebBIOS、HRA Setup Utilityなど)やシステムBIOSから確認できます。詳細は『ユーザーズガイド』−「4 BIOSの設定」をご参照ください。
以下のモデルにおいて、TPM(Trusted Platform Module)を使用したBitLockerを支援しました。
BitLockerの使用にあたっては以下の点についてご注意ください。
Windows Server 2008 R2プレインストールモデルはマイクロソフトライセンス認証(アクティベーション)を自動的に回避できますが、それ以外のモデル(Windows Server 2008プレインストールモデルも含む)を購入し市販・ボリュームライセンス等で入手したWindows Server 2008 R2を使用する場合はライセンス認証が必要となる場合がありますので詳細はOS購入元に確認をお願いします。
BS2000 サーバブレードE55A1にWindows Server 2008 R2をインストールするにはEFI F/Wバ-ジョンが01-47/02-47以降であることが必要です。
以下のバージョンのBIOSで、Windows Server 2008 R2の動作をサポートします。
対象バージョン以前のBIOSが導入されている装置へWindows Server 2008 R2を導入する場合は、BIOSのアップデートが必要です。
BIOSのアップデートを必要とされるお客様は、ファームウェアアップデートサービスをご購入ください。
Intel®PROSetVer14.7.31.0にてLAN2重化設定を作成した場合、
チームまたはタグVLANの仮想アダプタ/メンバアダプタがOS起動後に、通信可能となるまでに2分程度の時間がかかります。
仮想アダプタ/メンバアダプタを使用しているOSまたはアプリケーションのサービスでOS起動後に通信可能となるまで待てずに、
サービス起動が失敗する場合があります。
以下のバージョン確認及び回避方法に従い、設定をお願いいたします。
[対象Intel PROSetバージョン確認方法]
「コントロールパネル」→「プログラム」→「プログラムと機能」をクリックします。
Intel® Network Connection xx.x.xx.xと表示されています。(xx.x.xx.x:バージョン)
バージョンが「14.7.31.0」の場合が該当します。
[回復手順1]
[回復手順2]
手順1.Administratorでログオンします。
スタートメニューを開き、[ファイル名を指定して実行]で
cmd
と入力し、[コマンドプロンプト]を開きます。
手順2.以下のコマンドで、フォルダを確認してください
---------------------------------------------------
dir %LOCALAPPDATA%\Temp\
---------------------------------------------------
(1)NetTracesフォルダが存在しない場合は、手順3へ進んでください。
(2)NetTracesフォルダが存在し、以下2ファイルが存在する場合は該当ファイルを別な場所に退避し、手順3へ進んでください。
NetTrace.cab
NetTrace.etl
手順3.コマンドプロンプトで以下2つのコマンドを続けて実行してください。
---------------------------------------------------
netsh trace start capture=y
netsh trace stop
---------------------------------------------------
※netsh trace stopを実行した際に、メッセージの最後に「トレースセッションは正常に停止しました。」と表示されることを確認してください。
手順4.手順3.により%LOCALAPPDATA%Temp\NetTracesフォルダの下に、NetTrace.cab及び
NetTrace.etlが作成されます。
手順2.(1)に該当した場合はNetTracesフォルダを削除してください。
手順2.(2)に該当した場合は退避したNetTrace.cab、NetTrace.etlを必要に応じ戻してください。
[補足事項]
@複数のチームまたはタグVLANの作成/削除する場合、全ての設定作業が終了後に回復手順を 実施してください。
AチームまたはタグVLANのパラメータ変更した場合は、再度、回復手順は実施不要です。 (例:優先度変更等)
Bメンバアダプタのパラメータ変更した場合は、再度、回復手順は実施不要です。(例:速度変更等)
LAN拡張機能ユーティリティ Intel PROSet 14.7.31.0以降をご使用の場合、NLB機能(Network Load Balance)連携については未サポートと致します。
LAN拡張機能ユーティリティ Intel PROSet 15.6.25.0以降をご使用の場合、LAN2重化設定でチームモード:ALBを作成した場合、チームまたはタグVLANの仮想アダプタにIPv6設定は未サポートとなります。(AFT,SFTをご使用ください)
JP1/ServerConductor/BladeServerManagerについては、V08-80以降よりサポートを開始しました。
リモートコントロール機能については、V08-80-/B以降よりサポートを開始しました。
JP1/ServerConductor/Agentについては、V08-80以降よりサポートを開始しました。
リモートコントロール機能については、V08-85-/A以降よりサポートを開始しました。
なお,BS320 サーバブレード(A1/A2/E3/A3モデル)に関しては,Agent08-90以降,Advanced Agent08-85-/A以降で評価済みです。
BS1000 サーバブレード(A3/A4/A4B/V4/V4Bモデル)に関しては,
Agent08-90以降,Advanced Agent08-85-/A以降で評価済みです。(最新リビジョンのご使用を強く推奨いたします。(2010年7月現在08-96が最新))
別途お買い求めいただくか,ソフトウェアサポートサービスの改良版提供にて入手いただけますようお願いいたします。
HA8000システム装置にバンドルされているJP1/ServerConductor/Agent 08-80,08-85をWindows Server 2008 R2環境下でリモートコントロール機能を利用時に以下の現象が確認されています。
リモートコントロール機能をご利用はWindows Server 2008 環境下を推奨します。
対策内容が決まり次第このページにてお知らせします。
JP1/ServerConductor/DeploymentManagerについては、管理対象がWindows Server 2008 R2の場合, V08-70以降にてバックアップ・リストア機能を,V08-85以降にてバックアップ・リストア機能に加え,ディスク複製機能,パッチ配信機能等のサポートを開始しました。
HA8000シリーズUPS管理ソフト PowerChute Business Edition/PowerChute Network Shutdownについては Business EditionはVer.8.0.1以降より、Network ShutdownはVer.2.2.3以降よりサポートを開始しました。
HA8000シリーズ UPS管理ソフト PowerMonitorHについても、サポートを開始しました。
UPS管理ソフト PowerMonitor H for Networkについては、サポートを開始しました。
コンパクトディスクアレイ装置BR1600についてサポートを開始しました。
なお、管理ソフト(Hitachi Storage Navigator Modular 2)については検証中です。サポート評価が完了次第このページにてお知らせします。
コンパクトディスクアレイ装置BR202とBR201は、FW:3.09.0004以降にてサポートします。
旧バージョンの場合は、アップデートが必要になります。
テープライブラリ装置/テープエンクロージャについて、サポートを開始しました。
サポートされるバックアップアプリケーションの対応状況については、ソフトウェアの注意事項や制限事項を参照してください。
CA ARCserve Backup r12.5/r15/r16 for Windowsでの動作確認は完了しました。
JP1/VERITAS Backup Exec 12.5/2012についてサポートを開始しました。
Windows Server 2008 R2を使用するには以下マイクロソフトのシステム要件を満たす必要がありますが最小システム要件にて使用した場合、リソース不足により期待通りの処理ができないもしくは処理が中断される場合があります。
推奨システム要件以上でのご使用を推奨します。
Windows Server 2008 R2の場合は、部品交換した際、交換した部材がOS上で新規デバイスとして認識されることがあります。
その結果、デバイスの設定(IPアドレスなど)が消える場合があります。その場合は、お客様に再度設定を行っていただく必要があります。
なお、以下修正モジュールを適用することで回避可能です。
Virtage(HVM) は、以下のversionにて、Windows Server 2008 R2の動作をサポートします。
HA8000にてサポートのオプションHGST PCIe Flash ドライブ:GQ-CG71100VD3、GQ-CG72200VD3、GQ-CG74800VD2はWindows Server 2008 R2非サポートです。