出張から帰ってきて、さっそくJP1/Automatic Operationを導入した国府津さん。プロビジョニングやバックアップ・リストアをスケジュール実行することで、業務を効率化できたようだ。余裕でコーヒーを楽しんでいると…。
部長:「国府津くん。C 部門が売り出した新商品が大ヒットしているのは知っているかね。」
国府津:「はい、飛ぶ鳥も落とす勢いですよね!」
(飛ぶ鳥と言えば、ピーちゃん、最近現れないな…それも僕が一人前になったからかな…フフフフ)
「そのC部門が、システムを高性能化しようとしているんだよ。これから問い合わせもどんどん増えるだろうし、今の性能では不安みたいだ。来期の予算を立てる時期だから、相談に乗ってやってくれないか。」
「わかりました、部長! お任せください!」
うーん、C部門の成長ぶりをみると処理の高速化が必要だ。
ここは前に部長に却下されたフラッシュドライブの追加を提案してみよう。
勢いのあるC部門だから、予算もきっと取れるにちがいない。
…フラッシュドライブを追加したら、数年は安定稼働が見込めるなあ。
国府津さんが提案したとおりに予算が通って、C部門のシステムにフラッシュドライブが追加された。
これによってシステムは順調に稼働し、C部門からも感謝の言葉をもらえたのだが…。
――――2か月後
トゥルルルル!
もしもし、C部門ですけど。
国府津さん、システムの動作が遅くなってるんですが、どういうことなの?
ええっ!(そう言えば、フラッシュドライブを導入したことに安心して、しばらくヘルスチェックレポートを見ていなかったな…)
すぐに原因を調査します!
お願いしますよっ!
あわててHitachi Command Suiteで、C部門のヘルスチェックレポートを見る国府津さん。
MPブレードに警告が表示されてる!
これはどう見ればいいのかな、どれどれ、
分析タブの操作メニューで、「MPブレード/ユニット 分析」を選んでみよう。
MPブレードの負荷がずいぶん偏っているみたいだけど、
どうやってチューニングしたらいいんだろう?
おやおや、すっかり油断していましたね。
定期的なヘルスチェックを怠るとは、スーパーどころか、
アベレージなストレージ管理者とも言えませんよ!
わあ、ピーちゃん!
定期的な監視は重要なお仕事ですよ。ちゃんと見ていなければ!
さて、今回のMPブレードは、これまでとは違うポイントに注目することが重要です。
では、おやつの時間なので、シーユー!
あぁ、行っちゃった…。
これまでとは違うポイント…?
そうか、今回はMPブレードに問題があるのだから、各サーバとストレージの性能分析をしてみよう!
フラッシュドライブの追加によって長く安定稼働するかに思えたシステム。
MPブレードの負荷に問題があるようですが、どのように対処すればよいのでしょうか?