環境変化やテクノロジー進展が著しく不確実性の高い現代において、競争優位性や持続可能性をいかに確保するかが課題となっています。そこで求められているのが、デジタルの力で課題を解決するDXの推進です。
しかし、いざDXを推進しようとしても、価値が複雑化・多様化しているために『解決すべき課題が分からない』『何が正解か分からない』といった声を耳にします。
多くの企業が陥りがちなのは、解決すべき課題が曖昧なまま、手段としてのデジタル活用が先走ってしまうことです。そこでまず、本質的な課題は何か、解決への道筋は何か、最終的にどのようなゴールをめざすのかを、ステークホルダー全員で議論し、明確化していく必要があります。
そのためには、嬉しさ・感動・喜びといったユーザーの経験価値(エクスペリエンス)を軸に、自分たちが何をしたいのかを理解し、新たな発想と合意形成によって価値を生み出す「デザインシンキング」が必要と私たちは考えます。
日立では、デザインシンキングをベースとした独自の協創活動である「Exアプローチ」によって、さまざまな企業のデジタル変革を支援しています。
「Exアプローチ」は、経験価値を軸に、DXによる業務改革、新たな事業やサービスの創生、さらには社会課題の解決に向け、お客さまとともに「協創」するための活動です。
Exアプローチのプロセスは、デザインシンキングの特徴である「顧客や現場のリアルな実態を理解する」、「さまざまなステークホルダーが知恵を出し合い、多様な知を掛け合わせる」、「アイデアを素早くカタチにして、繰り返し改善する」をベースとし、 「理解」 、「展望」、 「納得」 の3つのフェーズで構成されています。
このプロセスに沿って、日立のデザインシンキングによる協創活動ができる人財「デザインシンカー」が、お客さまとともにDX推進における課題を解決していきます。
日立とお客さまが「Exアプローチ」を活用して進める「協創」が、
ITシステムだけでなく、
エネルギー・交通・都市開発・ヘルスケアなどさまざまな業種、
事業分野に広がっています。
これまでに実施したプロジェクト例を、一部ご紹介します
西武鉄道株式会社
東京都主税局
三井不動産関西支社
株式会社SUBARU
株式会社ニチレイフレッシュ
三井不動産株式会社
株式会社ファンケル