2017年11月28日
株式会社日立製作所
株式会社日立産機システム
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と株式会社日立産機システム(取締役社長:荒谷 豊/以下、日立産機)が共同開発した高効率アモルファスモーターが、米国のR&D Magazine社が主催する2017 R&D 100 Awardsを受賞しました。新たな市場を創造するキーコンポーネントとして、その革新性、独自性、技術発展の可能性が評価されたものです。授賞式は11月17日にWalt Disney World Swan Resort(米国フロリダ州オーランド)で開催されました。
R&D 100 Awardsは、米国のR&D Magazine社が主催し、産業界・学界・政府支援による研究を対象に、過去1年間に実用化された製品・技術の中から最も優れた100件を選出し表彰するものです。1963年から「技術の優位性」を評価基準にて本表彰を行ってきた歴史があり、世界的に権威のある技術賞のひとつです。
高効率アモルファスモーターは、近年、地球温暖化などの環境問題に対する社会的関心の高まりから、電気機器の効率を高め、エネルギー消費を抑制する技術として注目されています。日立と日立産機は、アモルファス金属を鉄心に採用し、モーターの効率を高めることができる、アキシャルギャップモーターの基礎技術を2008年に開発し、2014年には世界最高効率のIE5*に相当する高効率なアモルファスモーターを開発しました。さらに、2017年には、空気圧縮機に本モーターを搭載し販売しており、幅広い分野での応用が期待されています。
日立グループは今後も、技術開発を通して、科学技術および産業の発展に貢献していきます。
以上