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Hitachi

2011年7月25日

[画像]純国産第一号の電気機関車ED15形

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)が製作し、水戸事業所内で静態保存されている純国産第一号電気機関車ED15形が、このたび、一般社団法人 日本機械学会より「機械遺産」に認定されました。「機械遺産」(Mechanical Engineering Heritage)は、歴史に残る機械技術関連遺産を大切に保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に、2007年度より日本機械学会が日本国内の機械技術面で歴史的意義のあるものを対象に認定しているものです。

  今回機械遺産に認定された電気機関車ED15形は、日立の創業社長である小平浪平が、海外の技術に頼らず独力で大型電気機関車の製作に挑戦することを決心し、機械部分を笠戸工場(山口県)、電気部分を日立工場(茨城県)が担当し製作したものです。約2年の開発期間を経て1924年に完成し、当時の鉄道省に納入しました。

  日立は、鉄道車両にとどまらず、車両用電気品、信号・列車制御システム、運行管理システム、座席予約システムまでを手掛ける鉄道総合システムインテグレーターへと成長し、グローバル市場へも積極的な挑戦を行っています。英国では、ロンドンとドーバー海峡トンネルを結ぶ英国内初の高速線「High Speed 1 (HS1)」に日立の車両が採用され、2009年に営業運転が行われています。日立はこれからも、長年にわたって培ってきた技術で、英国をはじめ世界に貢献していきます。

以上