HITACHI : グループ事業トピック
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2004年春号
特集 「心地よい旅」へ 鉄道は進化する
拡大図
3月13日、九州新幹線が開通しました。 新八代〜鹿児島中央間を最短34分で結び、博多から鹿児島まで従来の約3時間40分から最速2時間10分台に短縮されました。 九州新幹線に使用される新型車両800系30両は、すべて日立製作所の笠戸交通システム本部で製造されたものです。
九州のシンボルとして誕生した800系の愛称は「つばめ」。「つばめ」は、戦前からの日本の特急のシンボルでもあります。日立は、「つばめ」を牽引したC62型蒸気機関車、EF58型電気機関車、山陽新幹線全通まで活躍した旧国鉄の電車特急「つばめ」、特急電車787系「つばめ」など、常に時代を代表する鉄道車両を製造してきました。
今回の特集では、連綿と受け継がれてきた栄光の「つばめ」の物語とともに、800系「つばめ」に至るJR九州の特急車両開発を通じて、日立の新しい車両開発、鉄道技術についてご紹介しています。
CONTENTS
Over The Top
人と社会のつながりをプロデュース
Profile 2 屋敷 知
特集
「心地よい旅」へ 鉄道は進化する
つばめ物語
「旅人の心地よい空間」を
ドーンデザイン研究所 水戸岡 鋭治
グラフィティー 新幹線800系「つばめ」
日立が提案する鉄道システムの新しいトータルソリューション
風速計
「アジア・母なる緑」 市原 基
Alliance of Progress
エジプトの砂漠を、“緑の大地”に
「ムバラクポンプ場」
えのきど いちろうの
最先端ウォッチング
その28
光トポグラフィは確実に5年分前進し、
生後2日の赤ちゃんの“言語認識”に届いた
「光トポグラフィ」
HITACHI TOPICS
トータルソリューション事業部
プロジェクト統括本部
ライフサポートシステム部 主任技師
屋敷 知
「フルインクルージョン」という、日本ではなじみのない言葉があります。障害をもつ児童生徒を学習面と社会面の双方からサポートして統合教育を保障しようというものです。
住居学を学んだ屋敷知は、住宅を超えて人の暮らしや街づくりに関心を広げ、1990年に日立に入社しました。
94年には、恩師と日本建築学会のメンバーとともに、バリアフリー先進地であるカリフォルニアの調査研究を進め、チームでまとめた『先端のバリアフリー環境』(中央法規出版)に、「フルインクルージョン」と「バリアフリーデザイン」について執筆しました。
一級建築士・屋敷の実践の舞台は、介護老人保健施設の立ち上げからバリアフリー製品づくりの普及・発展にわたります。そして、いま、「トータルライフサポート」のビジネスプロデューサーとして、クォリティー・オブ・ライフ(QOL)につながる新しい医療サービスの創出を企図しています。
特急「つばめ」号。その響きに、懐かしさやあこがれを感じる読者も多いのではないでしょうか。
昭和初期の登場以来、そのスピードと設備の豪華さから、日本の鉄道を代表する名門特急として活躍してきた「つばめ」は、2004年3月、新たに開業した九州新幹線の列車名として生まれ変わりました。
鉄道史とともに、「つばめ」の栄光の歴史をたどります。
ドーンデザイン研究所
水戸岡鋭治
800系「つばめ」をデザインしたのは、ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏です。「リレーつばめ(787系)」「白いかもめ」「ソニック」「ゆふいんの森」など個性豊かな特急が走るJR九州は、さながら特急ワンダーランド。水戸岡氏は、そのほとんどをデザインしてきました。
「旅人の心地よい空間」という水戸岡氏の鉄道車両に対するデザインコンセプトは、どのように800系「つばめ」に結晶したのか、ドーンデザイン研究所の瀟洒なアトリエをたずねました。
斬新な発想で大きな注目を集めている九州新幹線800系「つばめ」、その全容を紹介します。(協力:九州旅客鉄道(株))
高速・大量輸送、安全性、定時性など、さまざまな特長により、快適な旅や身近な足として定着している鉄道システム。最近では、地球環境を配慮し、また高齢社会に対応した、やさしい輸送機関としても注目されています。
日立は、車両から運行システム、情報システム、電力システムまで幅広く手がける鉄道総合システムインテグレーターとして、鉄道システムの新しい可能性を提案しています。
「つくばエクスプレス」
(2005年秋開業予定)
「B-System」
エジプト・アラブ共和国のナイル川上流で、広大な砂漠を緑の大地に変える巨大プロジェクトが進んでいます。アスワンハイダムによって生まれたナセル湖の水を砂漠に導いて、東京都より広い面積をに変えようという「トシカ開発計画」です。1997年9月に中心施設となる世界最大級の「ムバラクポンプ場」の国際入札が行われ、日立は、英国企業と地元企業との国際コンソーシアムを組んで受注に成功しました。工事開始後わずか5年後、2003年10月にすべてのポンプの試運転を終え、いよいよ緑の計画が動き出しました。
日立製作所 基礎研究所 主任研究員
牧 敦
日立の研究者を訪ねる旅人
えのきど いちろう
5年前のこのシリーズ第1回目が「光トポグラフィ」でした。
そのとき、研究レベルだった「てんかん発生部位の特定」が実用の段階に入り、指の静脈像を使った「生体の鍵」というユニークな応用が生まれ、いままた、牧 敦主任研究員によって、生後間もない「新生児の言語認識」という新しい芽が育ってきました。脳の地図(トポグラフィ)はどんどん広がり、応用の版図は拡大しつづけています。最先端の5年とは、そういう凄い時間なのです。
世界初『給・排・気流制御システム』で空気の鮮度と快適性を追求した
ルームエアコン「フレッシュ給排白くまくん」Eシリーズ発売
高精度位置検知技術をビジネス化
「日立ワイヤレスインフォベンチャーカンパニー」設立
プリンティングシステムの統一ブランド
「Prinfina」誕生
「ひたち」第66巻/第1号(春号) 2004年3月1日発行 定価315円(本体300円)
関連リンク
HITACHI :
環境・公共・都市・社会
日立評論 : 2003年8月号
特集 鉄道システムを支える新しいトータルソリューション
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