特集 都市づくりのフィロソフィー |
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21世紀に入り、各地で都市再生に向けたさまざまな取り組みが進められています。経済や産業の仕組みが大きく変わり、ITに象徴される新技術と人々の新しいライフスタイルが広がってきたいま、都市も時代に即して変化していくのは当然のことかもしれません。これからの都市づくりはどうあるべきなのでしょうか。
今回の特集では、都市づくりのフィロソフィーについてご紹介しています。
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CONTENTS |
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Special Feature |
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特集 |
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風速計 |
「アジアの神山・チョモランマ」 市原 基 |
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Alliance of Progress |
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えのきど いちろうの
最先端ウォッチング
その27 |
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日立製作所は、業務の執行とその監督を明確に分離して経営のスピードアップを図るとともに、透明性の高い経営を推進するため、2003年6月から「委員会等設置会社」に移行しました。これは、2003年4月1日施行の改正商法に基づく、新しい会社制度です。取締役会は経営の基本方針の決定と監督機能を果たし、執行役が会社業務の決定と執行を担当します。新しい取締役会においては、社外取締役が過半数を占める「指名」「監査」「報酬」の三委員会を設けるなど、開かれた経営が大きな柱となっています。
日立では、新しい体制への移行とともに4人の社外取締役が就任しました。そこで、就任から3カ月、経営の基本方針の決定と監督で重要な役割を果たす社外取締役の率直な感想と考え方を紹介します。
(この記事は、2003年10月に行ったインタビューをもとにまとめました)。
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日本の都市づくりで想起されるのは、平城京や平安京です。ヨーロッパの都市の多くが、宮殿を中心に放射状あるいは渦巻状に市域を広げていったのに対して、中国の都を範とした日本の古代都市は、宮殿を囲むように碁盤目状に街路をおきました。その伝統は札幌市の街づくりにも継承されています。その意味を探るために平城京を訪ねることにしました。
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浅見教授は、空間構造・空間情報という大きな視点から都市問題をとらえる一方で、住環境の個性・魅力というものに焦点をあてて新しい価値評価を行うなど、斬新な視点から研究を進めています。
執行役常務
都市開発システムグループ グループ長&CEO
角田 義人
2003年4月、日立に都市開発システムグループが誕生しました。エレベーター・エスカレーター、ビル総合管理サービスの実績を軸にして、日立グループがもつITやエネルギー、環境・リサイクル、PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)事業、ファイナンスなどの技術・ノウハウを結集し、都市づくりのためのトータルソリューションを提供するのが同グループのミッションです。
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沖縄県には、戦前まで那覇市の周辺に、県営鉄道、馬車軌道などの鉄道が走っていました。
県営鉄道は「ケイビン」という愛称で親しまれていましたが、戦災で破壊され、その後再建されることはありませんでした。
それから58年。今年8月に開通したのが、沖縄都市モノレール「ゆいレール」です。
沖縄県に再び引かれた鉄道「ゆいレール」には、日立の製品・システムが数多く導入されています。
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機械研究所に、「MEMSプロジェクト」と呼ぶチームがあります。半導体加工技術を応用して、マイクロオーダー(100万分の1メートル単位)の部品をつくり出し、超微細な製品・システムをつくろうというチャレンジです。特に、「結晶異方性エッチング」による三次元加工技術の完成度は高く、すでに、加速度センサーなどに実用化されています。さらに、バイオ分野で、遺伝子検査デバイスや金のナノ粒子を使った光学式バイオセンサーなども開発され、掌に載るような検査装置や製薬工場がいずれ実現することでしょう。
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「ひたち」第65巻/第5号(冬号) 2003年12月1日発行 定価315円(本体300円)