JP1/秘文で作成した自己復号型機密ファイルには,DLL読み込みに関する脆弱性が存在します。
セキュリティ情報ID
hitachi-sec-2017-124
脆弱性の内容
JP1/秘文で作成した自己復号型機密ファイルには,DLL読み込みに関する脆弱性が存在します。
なお,本脆弱性の影響を受けるのは,不正なDLLファイルが同一フォルダに存在している場合です。
DLL読み込み問題,およびJP1/秘文における対応の詳細は,以下のサイトを参照願います。
影響を受けるバージョンを下記に示しますので,下記[対応策]の実施をお願いいたします。
対象製品
(凡例)
対象製品名 : 脆弱性が含まれる製品名
対象バージョン :
- プラットフォーム
- 脆弱性が含まれるバージョン
対象製品名 : JP1/秘文 Data Encryption
対象バージョン :
- Windows
- 11-02-/A - 11-02-/D, 11-02-SD, 11-03 - 11-03-/B, 11-03-SA - 11-03-SE, 11-10 - 11-10-/A, 11-10-SA - 11-10-SB, 11-20
対象製品名 : JP1/秘文 Data Encryption - Subscription Type
対象バージョン :
- Windows
- 11-02-/A - 11-02-/D, 11-02-SD, 11-03 - 11-03-/B, 11-03-SA - 11-03-SE, 11-10 - 11-10-/A, 11-10-SA - 11-10-SB, 11-20
対象製品名 : JP1/秘文 Data Encryption - Subscription Type - 24 Hours Support
対象バージョン :
- Windows
- 11-02-/A - 11-02-/D, 11-02-SD, 11-03 - 11-03-/B, 11-03-SA - 11-03-SE, 11-10 - 11-10-/A, 11-10-SA - 11-10-SB, 11-20
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition Information Cypher
対象バージョン :
- Windows
- 07-00以降, 08-01以降, 09-00以降, 10-00 - 10-00-/E, 10-00-SA - 10-00-SF, 10-10 - 10-10-/B, 10-10-SA - 10-10-SB, 10-50 - 10-50-/D, 10-50-SA - 10-50-SC
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition Optical Disc Encryption
対象バージョン :
- Windows
- 09-00-/C以降, 09-00-SC以降, 09-10以降, 10-00 - 10-00-/E, 10-00-SA - 10-00-SF, 10-10 - 10-10-/B, 10-10-SA - 10-10-SB, 10-50 - 10-50-/D, 10-50-SA - 10-50-SC
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition MailGuard
対象バージョン :
- Windows
- 07-50以降, 08-01以降, 09-00以降, 10-00 - 10-00-/E
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition 開発キット サーバ
対象バージョン :
- Windows
- 07-50以降, 08-01 - 08-01-/D
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition 開発キット 自己復号型機密ファイル作成ランタイム (*1)
対象バージョン :
- Windows
- 07-50以降
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition 開発キット 秘文機密ファイル作成ランタイム
対象バージョン :
- Windows
- 08-01 - 08-01-/D
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition 開発キット 暗号ファイル配布ライセンス
対象バージョン :
- Windows
- 07-50以降, 08-01 - 08-01-/D
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition File Encryption
対象バージョン :
- Windows
- 07-52以降, 08-01以降, 09-00以降, 10-00
- *1
- 本バージョンをお使いの方は,後継製品へのバージョンアップをお願いいたします。
対応策
自己復号型機密ファイル(.exe)を起動して復号する際,下記のいずれかの運用を検討してください。
- 新規に作成したフォルダに自己復号型機密ファイル(.exe)を移動してから実行する。
- 自己復号型機密ファイル(.exe)と同じフォルダに,不審なDLLファイルがないことを確認してから実行する。
対策版の提供
(凡例)
対象製品名 : 脆弱性の対策済み製品名
対策バージョン :
- プラットフォーム
- 脆弱性の対策バージョン 対策版提供日
対象製品名 : JP1/秘文 Data Encryption
対策バージョン :
- Windows
- 11-20-/B 2017.11.17
- 11-20-SB 2017.11.17
対象製品名 : JP1/秘文 Data Encryption - Subscription Type
対策バージョン :
- Windows
- 11-20-/B 2017.11.17
- 11-20-SB 2017.11.17
対象製品名 : JP1/秘文 Data Encryption - Subscription Type - 24 Hours Support
対策バージョン :
- Windows
- 11-20-/B 2017.11.17
- 11-20-SB 2017.11.17
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition Information Cypher
対策バージョン :
- Windows
- 10-50-SE 2017.12.27
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition Optical Disc Encryption
対策バージョン :
- Windows
- 10-50-SE 2017.12.27
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition MailGuard
対策バージョン :
- Windows
- 10-00-SF 2018.03.30
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition 開発キット サーバ
対策バージョン :
- Windows
- 08-01-SE 2018.03.30
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition 開発キット 秘文機密ファイル作成ランタイム
対策バージョン :
- Windows
- 08-01-SE 2018.03.30
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition 開発キット 暗号ファイル配布ライセンス
対策バージョン :
- Windows
- 08-01-SE 2018.03.30
対象製品名 : JP1/秘文 Advanced Edition File Encryption
対策バージョン :
- Windows
- 10-00-SA 2017.12.27
対策版適用後も,動作監視ソフトウェアやOS互換性機能の影響により,DLLの読み込み問題が発生する可能性が残りますので,[対応策]の実施をお願いいたします。
セキュリティ対策版は改良版にて提供いたします。
「改良版の提供について」のWebページをご参照いただき,手順に従ってご入手ください。
(改良版の入手にはサポートサービスの契約が必要です)
関連情報
株式会社日立ソリューションズのサイトで提供している秘文のプログラムにもDLL読み込みに関する脆弱性が存在します。
上記プログラムをご使用の場合は,以下の株式会社日立ソリューションズのサイトを参照ください。
更新履歴
- 2018.03.30
- [対象製品]および[対策版の提供]を更新しました。
- 2017.12.27
- [対象製品]および[対策版の提供]を更新しました。
- 2017.11.17
- [対象製品]および[対策版の提供]を更新しました。
- 2017.09.29
- このセキュリティ情報ページを新規作成および発信しました。
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