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2020年9月24日
日立ABBパワーグリッド社
(本件は、スイスにおいて9月23日に発表しました。)
市場環境の変化に対応し、お客さまへの提供価値を高めるため、
競争力強化と拠点最適化へ計画的に投資
日立ABBパワーグリッド社(CEO:Claudio Facchin(クラウディオ・ファキン))は、高圧開閉装置の製造、エンジニアリング、サービス拠点に、1億米ドル(約105億円)*1を超える投資を行い、ダイナミックな市場環境の中での競争力を強化します。これにより、世界で約7,500人の従業員を擁する高圧機器事業を強化し、収益性の高い持続的な成長をめざします。
日立ABBパワーグリッド社は、アジア、中東、アフリカの市場ニーズの高まりに対応するため、中華人民共和国、インド共和国、サウジアラビア王国、インドネシア共和国、ベトナム社会主義共和国の拠点へ投資を行い、お客さまの近くで、より競争力を高めます。中でも、インドのグローバルエンジニアリングセンターについては、需要の増加に対応するために、現在250人の従業員を2022年までに倍増させるなど、一層の強化を行います。
欧州では、ドイツ連邦共和国ヘッセン州ハーナウにある170kV以下のガス絶縁開閉装置(GIS)の組み立て機能を、2021年半ばまでに、スイス連邦(以下、スイス)のチューリッヒに集約する予定です。チューリッヒの拠点は、環境効率の高いSF6*2代替ガスを使用する世界初のGISをはじめとした先駆的な技術革新の歴史を持ち、1,200kVまでの製品を納入できる組み立て・試験能力を有しています。一方、ハーナウの拠点のサービス機能は、同じドイツ国内のバーデン=ヴュルテンベルク州マンハイムのサービス拠点に集約する予定です。また、欧州での高圧開閉装置事業については、おもにスイス、スウェーデン王国、イタリア共和国、ブルガリア共和国、チェコ共和国の拠点から、今後も幅広いラインアップを提供していきます。
北米においては、アメリカ合衆国のハブ拠点をさらに強化し、同地域におけるプレゼンスを強化していきます。グローバルな高圧機器ネットワークにより、あらゆるお客さまに対して、最適かつ競争力のある方法でサービスを提供していきます。
日立ABBパワーグリッド社CEOのClaudio Facchin(クラウディオ・ファキン)は、「今回の戦略投資による競争力強化と拠点の最適化は、高圧開閉装置事業における当社のグローバルリーダーとしての立場をより強固なものにします。今回の投資は、当社の不断の戦略的変革と、お客さまへの提供価値を高める取り組みの一環です。高圧開閉装置事業のグローバルリーダーとして、当社は業界最高の技術とサービスをお客さまに提供するために、今後も多くの投資を続けていきます。」と述べています。
日立ABBパワーグリッド社は、パワーグリッドの安全性、信頼性、効率性の向上と環境負荷の低減に貢献する最大1,200kVの高電圧装置を幅広く提供する、高電圧技術のグローバルリーダーです。UHV(超々高電圧)送電、スマートグリッドの実現、環境効率の向上などの分野で、イノベーションを起こし続けています。
日立ABBパワーグリッド社は、日立とABB社で合わせて約250年の歴史を持つグローバルテクノロジーリーダーであり、90カ国で約36,000人の従業員を擁しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、エネルギー、インダストリー、インフラ産業のバリューチェーンに加えて、モビリティ、スマートシティ、蓄電やデータセンターなどの新分野にも事業を展開しています。日立ABBパワーグリッド社は、グローバルトップの導入実績やフットプリントを生かし、お客さまの社会的価値、環境価値、経済価値のバランスを向上させます。また、より強じん、よりスマート、よりクリーンなグリッドを実現するためのパートナーとして、革新的なデジタル技術により"Powering Good for Sustainable Energy"を実現していきます。
以上