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2020年9月17日
日立ABBパワーグリッド社
自社の分析ソリューションを用いて約3,000のソースから今後25年間の市場動向を分析
日立ABBパワーグリッド社(CEO:Claudio Facchin(クラウディオ・ファキン))は、このたび、北米のエネルギー市場動向を分析したレポートである「North American Power Reference Case: Spring 2020」を発行しました。本レポートは、日立ABBパワーグリッド社のエネルギー関連情報分析ソリューション「Velocity Suite」*1を活用して、約3,000のソースを分析、整理し、さらに、電力市場シミュレーションソリューション「PROMOD」を用いて、今後25年間の電力決済価格、容量価格、再生可能エネルギークレジットや、負荷の増加、発電供給の変化、将来の燃料価格を予測しています。本レポートは、お客さまの資産管理や意思決定、取引、エネルギー運用を支援するもので、2000年から発行しており、日立ABBパワーグリッド社のウェブサイトから購入できます。
今回のレポートでは、再生可能エネルギー発電は今後25年間で2桁の成長を見込んでいます。資本コストの低下や、州、公益事業、企業のクリーンエネルギーに関する優先順位や規制により、再生可能エネルギーと天然ガスが、今後20年間で北米の発電のすべてを担うと予測しています。また、2044年までに、石炭火力発電は経済性を最大の要因として約50%が停止、一方、太陽光発電は現在の4倍の発電量になり、また、風力発電の発電量は石炭火力の発電予測量の約2倍に相当する191GWに達すると予測しています。さらに、本レポートにはCOVID-19の影響を考慮した、地域エネルギー源の成長と衰退の詳細と、2044年までの国際的な動向も含んでいます。
日立ABBパワーグリッド社のエネルギーポートフォリオマネジメント担当役員である、Greg Toothaker(グレッグ・トゥーシェカー)は、「2044年までに北米の化石燃料ベースのエネルギー源への依存は、現在と比較してわずかなものになるでしょう。また、世界的なパンデミックとそれが原油価格に与えた影響が相まって、2020年のエネルギー支出全体は20%減少すると予測されていますが、大手石油会社は再生可能エネルギーへの設備投資を継続しており、北米の持続可能なエネルギーの未来を強化しています。」と述べています。
米国の市場調査会社であるARCアドバイザリーグループ(ARC Advisory Group, Inc)のEd O'Brien(エド・オブライエン)は、「ARCは、日立ABBパワーグリッド社の予測をタイムリーで適切なものであると考えており、この調査を高く評価しています。本レポートは、より多くの再生可能エネルギーをエネルギーミックスに導入しようとしている北米のエネルギー市場の参加者にとっても貴重なものであると感じています。」と述べています。
本レポートの概要は以下の通りです。
詳細につきましては、以下のウェブサイト(英語)をご覧ください。
日立ABBパワーグリッド社は、日立とABB社で合わせて約250年の歴史を持つグローバルテクノロジーリーダーであり、90カ国で約36,000人の従業員を擁しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、エネルギー、インダストリー、インフラ産業のバリューチェーンに加えて、モビリティ、スマートシティ、蓄電やデータセンターなどの新分野にも事業を展開しています。日立ABBパワーグリッド社は、グローバルトップの導入実績やフットプリントを生かし、お客さまの社会的価値、環境価値、経済価値のバランスを向上させます。また、より強じん、よりスマート、よりクリーンなグリッドを実現するためのパートナーとして、革新的なデジタル技術により"Powering Good for Sustainable Energy"を実現していきます。
以上