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2020年9月15日
日立ABBパワーグリッド社
革新的なソリューションで、産業分野のデジタルトランスフォーメーションに貢献
日立ABBパワーグリッド社(CEO:Claudio Facchin(クラウディオ・ファキン))は、産業および社会インフラ分野のお客さま向けに、次世代の無線通信ルーターと、新たな無線通信ソリューションの提供を開始します。新たに提供を開始する無線通信ルーター「Tropos TRO600シリーズ」は、2G、3G、4G LTE*1通信技術と、自己回復型ブロードバンドメッシュ技術*2、サブギガヘルツ技術*3を搭載しており、すべてのデバイスへの通信を統一し、お客さまの運用上のニーズに応じた高速かつ安全、信頼性の高い無線通信環境を提供します。日立ABBパワーグリッド社は、高可用性、高信頼性、IP標準に基づいたセキュリティ、高スループット*4、低遅延性という特長を有する「Tropos TRO600シリーズ」による無線通信ソリューションで、お客さまのミッションクリティカルな業務を支援します。
「Tropos TRO600シリーズ」は、鉱業、石油・ガス、公益事業、スマートシティなどの複数のユースケースに対応するために、お客さまの仕様に合わせて、3GPP*5、2G、3G、4G LTE、ワイヤレスメッシュ*6などの通信技術を、単一の通信ネットワーク上で相互運用可能なように組み合わせて、エッジデバイス、モバイルデバイス、フィールドネットワークへのアプリケーション導入を支援します。
また、「Tropos TRO600シリーズ」は、将来のアプリケーションのニーズに対応するための機能アップグレードにも対応しており、技術の陳腐化リスクを低減し、ネットワークのライフサイクルを長く保つことに貢献します。日立ABBパワーグリッド社の無線通信技術ロードマップは、産業・社会インフラ分野のお客さまの通信インフラを、将来的には5GやWi-Fi 6をベースとした堅牢で最先端のネットワークにスムーズに移行させることを可能にします。
さらに、「Tropos TRO600シリーズ」は、ミッションクリティカルな産業分野向けの無線通信ネットワークに必要不可欠な、鍵と認証情報の安全な管理や、デバイス証明書、暗号化と認証のための包括的なオプションといった高度なセキュリティ機能を提供します。
日立ABBパワーグリッド社のグリッドオートメーションビジネスユニット担当役員であるMassimo Danieli(マッシモ・ダニエリ)は、「アプリケーションの拡大に伴い、お客さまは通信ネットワークの運用方法を変える必要に迫られています。日立ABBパワーグリッド社の新しい無線通信ソリューションは、さまざまな通信ネットワークの運用課題に対応する、包括的なハイブリッド通信ネットワークを提供します。『Tropos TRO600シリーズ』は、過去の投資を保護するための下位互換性を備えており、今後何年にもわたって利用していただくことが可能です。また、エッジコンピューティング機能により、増加する産業用IoTアプリケーションへの移行を可能にし、お客さまのデジタルトランスフォーメーションを支援します。」と述べています。
日立ABBパワーグリッド社の無線通信ソリューションは、統合ネットワーク管理プラットフォームであるSupros*7を利用可能であり、よりシンプルで効率的なネットワーク展開と運用を可能にします。Suprosネットワーク管理システムは、強力な可視化ツールを備え、単一のコンソールからTroposネットワーク内のすべての無線通信デバイスを管理します。
日立ABBパワーグリッド社は、日立とABB社で合わせて約250年の歴史を持つグローバルテクノロジーリーダーであり、90カ国で約36,000人の従業員を擁しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、エネルギー、インダストリー、インフラ産業のバリューチェーンに加えて、モビリティ、スマートシティ、蓄電やデータセンターなどの新分野にも事業を展開しています。日立ABBパワーグリッド社は、グローバルトップの導入実績やフットプリントを生かし、お客さまの社会的価値、環境価値、経済価値のバランスを向上させます。また、より強じん、よりスマート、よりクリーンなグリッドを実現するためのパートナーとして、革新的なデジタル技術により"Powering Good for Sustainable Energy"を実現していきます。
以上
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