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2019年10月10日
エッジからクラウドまでコンポーザブルなITインフラ製品・サービス群としてラインアップを刷新
Lumada事業を支えるITインフラ製品・サービス群
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、エッジからクラウドまで、目的に合わせて柔軟な製品構成が可能となるコンポーザブルなITインフラ製品・サービス群として、ストレージ・サーバー製品やクラウド関連サービスなどのラインアップを刷新し、10月10日から順次販売開始します。具体的には、スモールスタートが可能なスケールアウト型フラッシュストレージ「Hitachi Virtual Storage Platform(以下、VSP) 5000シリーズ」や、エッジでのデータ処理や分析に特化したエッジアナリティクスコンピュータ「HA8000Eシリーズ」、プライベートクラウド環境の導入を容易にする「IT基盤ユーティリティサービス」、および適切な運用コストでのデータ利活用を促進する「ITリソース最適化支援サービス」などのクラウド関連サービスを新たに販売開始し、デジタルイノベーションを加速する日立のLumada事業を支えます。
日立は、今回のラインアップの刷新により、お客さまのデジタル基盤を支え、データの価値を高め、多様な環境を繋ぐことでエッジからクラウドまでシームレスなデータ運用を実現し、お客さまのデジタルトランスフォーメーションに貢献します。
近年、ビジネス環境の変化のスピードや複雑さが増す中、企業には、既存ビジネスを効率化しつつ、デジタルトランスフォーメーションの加速に向け、流動的な市場・顧客動向をリアルタイムに把握し、それに適したサービスをタイムリーに提供していくことが求められています。IoTやAIなどのデジタル技術を活用し、エッジ側でデータ収集・加工・分析をしつつ、経営データと掛け合わせた分析をクラウド側で実施するなど、迅速な課題解決や意思決定を支援するソリューションが求められています。
このような背景のもと、日立は、お客さまとの協創で培った技術・ノウハウを結集したLumadaソリューションや、それらをクラウド基盤上で容易かつ迅速に利用可能とするLumada Solution Hub*1を提供し、お客さまの課題解決に貢献しています。
今回、これからのデジタルビジネスの加速に向け、「デジタル基盤を支える」「データの価値を高める」「多様な環境を繋ぐ」の3つの観点で、従来から提供してきたストレージ・サーバー製品やクラウド関連サービスなどを強化し、エッジからクラウドにわたって柔軟な構成が可能なコンポーザブルなITインフラ製品・サービス群への刷新を行いました。
エッジ側での多様なデータの収集と一次分析を担う新エッジアナリティクスコンピュータ「HA8000Eシリーズ」と、データセンター側での安全、高速なデータ統合・蓄積・分析を支援する新スケールアウト型フラッシュストレージ「VSP 5000シリーズ」により、エッジでのリアルタイム分析からセンター側の詳細分析までのシームレスなデータ運用を支援し、事業に求められるスピードや重要度に応じたデータ活用環境の構築を実現します。
また、日立のストレージやサーバーを月額料金で提供する「IT基盤ユーティリティサービス」や、多様なIT環境のリソース状況の見える化やその最適構成を提案する「ITリソース最適化支援サービス」により、IT投資最適化や適切なデータ運用コストでのデータ利活用を支援します。これらのサービスの利用により、各種Lumadaソリューションのシステム基盤を構築する際、高信頼で運用負荷の少ない基盤構築を適切なコストで実現することが可能です。
今回の刷新により、安定的かつ低コストでの運用が求められる既存ビジネスのみならず、迅速な立ち上げや柔軟なシステムの拡張が求められるデジタルビジネスにおいても、お客さまの事業変化に応じたデータ利活用を支援します。
日立は今後も、Lumada事業を支えるデジタル基盤として、エンタープライズ向けのSoftware Defined Storage技術を活用したIoT向け分散ファイルストレージを提供するサービスや、AIを活用したITインフラ運用の自律化を実現する運用管理ソフトウェア「Hitachi Ops Center」など、ビジネス状況に応じて柔軟なデータ利活用を支援するITインフラ製品・サービス群を順次拡充していきます。
今回、新アーキテクチャー*2の採用により、リニアなスケールアウトによる柔軟性・俊敏性の向上や、障害発生時の自動的な冗長性の回復*3などの信頼性の強化に加え、従来比最大2.3倍のデータアクセス性能の向上*4を実現しました。また、従来のSASドライブと高速なNVMe*5ドライブの混載の実現により、さまざまな業務が発生する環境でも適切なコストで用途に応じた柔軟なドライブ構成が可能となり、従来の基幹ビジネスとデジタルビジネスの共存を実現します。さらに、サイバー攻撃対策として、攻撃できない領域へのデータ複製機能を備えており、感染検知から復旧までの支援により、クラウドでのセキュアな環境を実現します*6。
多様なIoTデバイスのインターフェースや標準プロトコルのサポートにより、製造現場のデータや、監視カメラからの映像・画像などのさまざまなIoTデータの容易な収集を実現します。また、高性能プロセッサーの搭載により、画像分析といった、従来はデータセンター側で行われてきたデータ分析処理の一部を工場や店舗などエッジ側で実施することが可能なため、クラウドへのデータ転送量を削減することができ、タイムリーな分析を適切なコストで実現します。
最新のストレージやサーバーを、月額課金でプライベートクラウドとして利用できるサービス*7や、日立のストレージをパブリッククラウドと高速回線で接続したデータセンターに設置して利用できるサービス*8を順次提供開始します。また、今後、プライベートクラウドからパブリッククラウドまで、多様なIT環境のリソースの状況を一括して見える化し、AIで最適な構成を予測して提案する「ITリソース最適化支援サービス」を提供します。
これらにより、性能、信頼性および運用容易性の観点からお客さまにとって最適なハイブリッドクラウド環境を適切なコストで実現し、データ利活用を支援します。
製品・サービス名 | メニュー内容 | 価格(税別) | 提供開始時期 |
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Hitachi Virtual Storage Platform 5100、 Hitachi Virtual Storage Platform 5100H |
基本コントローラシャーシセット | 4,200万円〜 | 10月10日 |
Hitachi Virtual Storage Platform 5500、 Hitachi Virtual Storage Platform 5500H |
基本コントローラシャーシセット | 6,400万円〜 | |
HA8000E/EL300 |
|
57.5万円〜 | 10月31日 |
データ保護ソリューション | サイバー攻撃からストレージ保管データを保護 | 個別見積 | |
IT基盤 ユーティリティサービス |
日立ストレージ・サーバーの月額課金サービス | 個別見積 |
本製品・サービスは、日立が2019年10月17日(木)〜18日(金)に、東京国際フォーラムで開催する「Hitachi Social Innovation Forum 2019 TOKYO」において、ご覧いただけます。
その他記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。
日立は、OT(Operational Technology)、IT(Information Technology)およびプロダクトを組み合わせた社会イノベーション事業に注力しています。2018年度の連結売上収益は9兆4,806億円、2019年3月末時点の連結従業員数は約296,000人でした。日立は、モビリティ、ライフ、インダストリー、エネルギー、ITの5分野でLumadaを活用したデジタルソリューションを提供することにより、お客さまの社会価値、環境価値、経済価値の3つの価値向上に貢献します。
株式会社日立製作所 サービス&プラットフォームビジネスユニット ITプロダクツ統括本部
以上