このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。
2019年2月27日
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、シスコシステムズ合同会社(代表執行役員社長:デイヴ・ウェスト/以下、シスコ)のグローバルで高い実績を有するサーバーおよびネットワーク機器と、日立の高信頼なオールフラッシュストレージなどを組み合わせ、これをシスコ、ならびにパートナー各社と協力し、統合プラットフォーム「Cisco and Hitachi Adaptive Solutions for Converged Infrastructure」として、本日よりグローバルで順次提供開始します。本統合プラットフォームは、日立とシスコの協業*1に基づいた戦略的な取り組みの一環として、両社で検証し、Cisco Validated Design(以下、CVD)*2の認定を受けたものです。
さらに、日本市場においては、迅速な経営判断を支援するリアルタイムなデータ分析への期待の高まりに対応するため、高速なデータ処理を実現するSAP HANA®*3においてもCVD認定を受け、シスコと日立の検証済みSAP HANA向け統合プラットフォーム「Cisco and Hitachi Adaptive Solutions for SAP HANA® TDI*4」として、本日より提供開始します。
これにより、お客さまは高速・高信頼なデータ分析基盤を迅速かつ容易に構築することが可能となり、新規ビジネスの創出や既存事業の拡大に貢献します。
本統合プラットフォームは、シスコのサーバーCisco Unified Computing System(以下、Cisco UCS)*5、ネットワーク機器および日立のオールフラッシュストレージHitachi Virtual Storage Platformなどを組み合わせて、日立とシスコが共同で性能と信頼性を検証し、CVDの認定を受けたものです。本統合プラットフォームの導入により、お客さまは煩雑なシステム設計・評価における作業負担を低減できるとともに、AIなどの先進技術を活用したリアルタイムなデータ分析を支援するシステムなどに必要な高信頼な環境を迅速かつ容易に構築できます。また、両社が長年にわたり、ITインフラ基盤を支えてきた実績やノウハウの活用により、システム稼働の安定性を向上できます。
今後も日立は、データセンターモダナイゼーション(Data Center Modernization*6)の加速に向けてシスコとの協業による共同検証などを促進し、お客さまの課題解決への貢献をグローバルに推進していきます。
日立のデータセンターモダナイゼーションは、グローバルかつ革新的な取り組みです。日立とシスコが行ってきた、IoTを含めた中長期的なアライアンスの検討の中で、今回のCVD発表はその第一弾となる成果といえます。日立のストレージ製品、シスコのコンピューティング、ネットワーク技術を組み合わせたソリューションは、汎用のプラットフォームとしても、SAP HANAのプラットフォームとしても最適化されています。両社のパートナー企業経由で、さらにお客さまの新規ビジネス創出などに貢献できると期待しています。
日立とシスコが共同で事前検証した統合プラットフォームの導入により、お客さまは、最新のサーバー、ネットワーク機器やストレージの中から要件にあった構成を簡易に選択することができることに加え、最適な設定を探す労力を削減することができます。これにより、AIやIoTなどの先進技術の活用などに向けた高信頼なデータ分析基盤を迅速かつ容易に構築できます。
日立とシスコが機器の相互接続性などを事前検証した本統合プラットフォームの導入により、機器の相性による不具合発生などのリスクを低減できます。また、長年にわたりITインフラ基盤を支えてきた両社の実績や経験に裏付けられた技術・ノウハウの活用により、システム稼働の安定性を向上し、データ分析基盤における継続したデータアクセスを可能にします。
株式会社日立製作所 サービス&プラットフォームビジネスユニット ITプロダクツ統括本部
以上