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2018年3月26日
SiC素子の全面採用により、93.5%のエネルギー効率と、従来比最大60%の省スペース化を実現
「UNIPARA-mini」 (30kVA)
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、停電時に装置や設備の誤作動・停止を防ぐUPS*1のラインアップに、「UNIPARA-mini(ユニパラ-ミニ)」シリーズ(10〜50kVA)を追加し、4月1日から販売を開始します。本製品は、10〜50kVAの小・中容量帯では業界で初めて*2SiC*3素子を採用することにより、高いエネルギー効率と小型化を実現しています。また、日立独自の高信頼性設計を採用するとともに、日立の遠隔監視サービスによりお客さま自身がUPSの稼働状態を専用ポータルから確認することも可能です。日立は、本製品を、製造設備や公共施設など幅広い分野に向けて販売していきます。
日立は、お客さまのニーズに応じてさまざまな容量のUPSを取りそろえており、大容量モデルとして、システム冗長構成への対応が可能な高信頼性設計の「UNIPARA」シリーズを展開してきました。今回、小・中容量モデル向けにも、高信頼性と省エネルギー・省スペースを両立した新シリーズ「UNIPARA-mini」を追加します。本製品の特長は以下の通りです。
小・中容量モデルとしては業界で初めて主回路にSiC素子を全面採用しました。SiC素子の特長である、優れた高速スイッチング特性と電力損失の小ささを生かすことで、93.5%(最高効率94.3%)*4という業界トップクラスの高いエネルギー効率を実現しました。これにより、UPSの電力使用量の低減が可能です。
SiC素子の特長である高温動作特性と高速スイッチング性能を生かすことで、冷却回路とフィルタを小型化し、日立の既存製品に比べて、最大約40%の軽量化*5、約60%の設置面積低減*5を実現しました。これにより、お客さまの要望に応じて、柔軟なレイアウトが可能です。
「UNIPARA」シリーズの高信頼性設計を踏襲し、2系統電源の入力に対応できます。さらに、複数台のUPSを用いることで、点検中であってもUPS給電を継続できる待機冗長システムを構成することが可能です。
ネットワークを通じてデータを収集し、UPSの稼働管理をサポートします。日立の遠隔監視・支援センタによる24時間の遠隔監視サービスだけでなく、専用のポータルサイトから、お客さま自身が稼働状態の確認やお問合せを行うことも可能です。
項目 | 仕様 |
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サイズ(W×D×H) | 600 × 750 × 1,900mm (30kVA、停電保証時間10分間、標準電池付) |
質量 | 650kg |
蓄電池 | 小型シール電池(標準)、高率放電電池、長寿命MSE電池の選択が可能 |
株式会社日立製作所 インダストリアルプロダクツビジネスユニット
電機システム事業部 パワエレシステム部 [担当:宮部、坊傳]
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地 AKSビル
電話 : 03-4554-2500 (代表)
以上