ニュースリリース

クラウド監視サービスに標準対応した
スクリュー式空気圧縮機「NEXTⅢシリーズ」を販売開始

スクリュー式空気圧縮機「NEXTⅢシリーズ」

  株式会社日立産機システム(取締役社長:荒谷 豊／以下、日立産機)は、24時間365日リアルタイムに稼働状況を把握できるクラウド監視サービス「FitLive^®サービス」に標準対応したスクリュー式空気圧縮機「NEXTⅢシリーズ」を2017年10月より販売開始します。

  あらゆるモノがインターネットにつながるIoTが普及する中、製造現場においても設備機器が収集・蓄積したデータを活用し、生産ラインの稼働状況を見える化することで、生産性を向上させることへのニーズが高まっています。しかし、製造現場に欠かせない空気圧縮機をクラウドに繋ぐためには社内ネットワークを経由して接続する必要があるため、サイバーアタックなどへのセキュリティ対策や、オンプレミス*1でのシステム構築など、複雑な作業が必要でした。

  今回販売開始する「NEXTⅢシリーズ」では、携帯キャリアの通信機能を標準搭載しており、通信網を活用し日立のプライベートクラウドに繋ぐことで、安全かつ容易に空気圧縮機のクラウド監視サービスを構築できます。パソコンやスマートフォン、タブレット端末などを通じて、現場に設置された空気圧縮機の稼働状況を24時間リアルタイムに確認できるほか、異常が発生した際にはメールを即時配信し、初動対応の遅れを回避するとともに、故障対応時間の短縮が図れます。また、クラウドに蓄積されたデータはいつでも確認できるため、故障の未然防止や故障原因の早期発見が可能です。なお、「FitLive^®サービス」は1年間無償提供*2するとともに、2年目も契約を継続する場合は製品保証期間の1年延長*3が可能です。

*1

オンプレミス:サーバーやソフトウェアなどの情報システムを企業が管理する設備内に設置し、運用すること。

*2

NEXTⅢシリーズ新規ご購入時に、「監視サービス希望」を初期選択されたお客さまに限ります。

*3

取扱説明書および本体貼付ラベルの注意書きに従った正常な使用状態で不具合が生じた場合に限ります。

主な特長

1. クラウド監視サービス「FitLive^®サービス」標準対応

携帯キャリアの通信機能を標準搭載しており、安全かつ容易にネットワーク環境を構築し、お客さまの設備の安定稼働に貢献します。

クラウド監視サービス「FitLive^®サービス」について

セキュリティの高い通信網と日立のプライベートクラウドを使ったセキュアな監視サービスです。24時間365日、リアルタイムに空気圧縮機の稼働状況を把握し、状態監視によりお客さまの設備環境における問題を抽出し、アラートメールを自動配信。設備のダウンタイム短縮を図ります。

「FitLive^®サービス」の遠隔監視イメージ

①

インターネットを利用せずにセキュリティの高い通信網を使いクラウドにデータ送信

②

特別に設置した専用線を使いクラウドに接続

③

遠隔監視専用に構築したクラウドにデータを保存

④

インターネットから不正なアクセスを遮断

2. 末端圧力予測制御による効率的な運転

使用空気量に応じて圧力を予測し、低負荷時に空気圧縮機の出口圧力を低下させることで効率的な運転を行います。使用空気量が60％の時、末端圧力予測制御を使わない場合と比較して7.5％の省エネ化が実現できます。

3. 多機能カラータッチパネル搭載

カラータッチパネルを標準装備し、テンキー入力やスケジュール予約運転に加えて、各種通信機能を簡単に設定でき、わかりやすく表示します。また、圧力や温度、電流、運転時間、警報・故障歴などの運転記録を確認できるため、安全な保守に役立ちます。

スクリュー式空気圧縮機「NEXTⅢシリーズ」ラインアップ

関連情報

お問い合わせ先

空気圧縮機

株式会社日立産機システム 事業統括本部 空圧システム事業部 企画部 [担当:草野]
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地 AKSビル
TEL : 03-4345-6075(直通)

FitLiveサービス

株式会社日立産機システム ソリューション・サービス統括本部 サービス事業部 LCMセンタ [担当:鳥取]
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地 AKSビル
TEL : 03-4345-6665(直通)

以上