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2017年8月22日
株式会社日立産機システム
「スーパーコンパクトスイッチギヤ」(2段積み)
株式会社日立産機システム(取締役社長:荒谷 豊/以下、日立産機)は、内蔵機器の小型化と設計の標準化により、当社の標準的なスイッチギヤ*1に比べて容積を最大80%削減し、小型化した「スーパーコンパクトスイッチギヤ」(7.2kV/3.6kV)を2017年9月1日から販売開始します。
スイッチギヤとは、受変電設備機器のひとつで、特別高圧や高圧の主回路の開閉を行う機器や、事故から設備を保護するための機器、操作・測定・調整などの器具を組合せた高圧盤です。
今回日立産機が開発した「スーパーコンパクトスイッチギヤ」は、標準的なスイッチギヤと比較し、底面を約3分の1、高さを2分の1に小型化し、製品の容積を最大80%削減しました。高さを半分にすることで、従来製品と同等のスペースに本製品を2段に重ねて利用できるとともに、階段下のデッドスペースなども有効活用でき、据付場所に制約があるオフィスビルなどへの設置が可能になります。狭い通路やエレベータでも搬入でき、据付が容易となります。
本製品は、マルチCT*2、ICU*3を標準搭載しており、負荷容量を気にせず設計計画を立てることができ、設計の自由度が高まります。また、納入後に既存設備のレイアウト変更に伴い主回路の負荷が変動した場合でも、改造することなく、現場での設定変更のみでの容易な対応が可能です。
内蔵機器の小型化と設計の標準化により、日立産機の標準的なスイッチギヤに比べ容積を最大80%削減し、大幅な小型化を実現しました。階段下などのデッドスペースへの設置が可能となり、空間を有効活用できます。また、設置時の狭い搬入路への対応も可能です。
標準的な スイッチギヤ |
スーパーコンパクト スイッチギヤ |
|
---|---|---|
幅 | 800mm | 350mm |
奥行き | 1,900mm | 1,500mm |
高さ | 2,300mm | 1,150mm |
階段下への設置例
搬入時の例
マルチCTを搭載しているため、二次タップを切り替えることなく広範囲の入力に対応可能となり、設備計画の段階での容量を気にせず、設計を行うことができます。また、設備のレイアウト変更などにより負荷が変動した場合でも改造が不要です。
軽量コンパクト・省保守・省電力が特長であるハイブリッド形真空遮断器を採用しており、注油作業が不要となり、点検周期の大幅な長期化が可能となります。
日立産機の受変電総合監視制御システム「ES-MACS Athena」との組合せにより、お客さまの多様なニーズに対応し、エネルギーマネジメント(BEMS*4、FEMS*5)をサポートします。
項目 | 仕様 |
---|---|
定格電圧 | 7.2kV/3.6kV |
定格電流 | 600A/1200A(基本仕様) |
短時間耐電流、流通時間 | 12.5kA/20kA/25kA 1s |
適用規格 | JEM 1425 |
スイッチギヤの形 | PW級準拠 |
外形寸法(mm) | W350 × D1,500 × H1,150 (W350 × D1,500 × H2,300 2段積の場合) |
株式会社日立産機システム 事業統括本部 受変電制御システム事業部 [担当:田崎]
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地 AKSビル
TEL : 03-4345-6248(直通)
以上