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企業情報ニュースリリース

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2017年4月27日

日立がイギリスのテンプル社を買収し、欧州の昇降機市場に参入

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、イギリスで昇降機の販売・据付・保全サービス・改修事業を手がけるTemple Lifts Ltd. (本社:イギリス ロンドン市/以下、テンプル社)を買収しました。日立は本買収により、欧州の昇降機市場に初めて参入します。今後は、テンプル社がイギリスで培ってきた昇降機の高品質な保全技術・ノウハウならびにセールスチャネルに、日立の高性能な製品を加えることでイギリスでの昇降機事業を拡大します。

  日立の昇降機事業は、これまで中国、アジア、インド、中東などを中心に拡大してきました。2015年にはミャンマー連邦共和国、2016年にはインドネシア共和国、ベトナム社会主義共和国、カンボジア王国と、RCEP圏*1で大きな成長が期待される国々に拠点を設立しています。
  一方で、日立はさらなる事業の拡大をめざし、世界の昇降機市場で30%強*2を占める欧州市場への参入を検討してきました。その欧州市場の中でも、イギリスの市場規模は大規模である点、また堅調な成長率を有している点などを総合的に勘案して今回の市場参入を決定しました。
  テンプル社は1989年にイギリスで設立以来、30年近くにわたり昇降機の販売・据付・保全サービス・改修事業を営んできました。メーカー各社の昇降機を確実に維持管理する確かな技術力がイギリス国内で高い評価を得ており、現在イギリス全土に5,000台近くの保全契約を有しています。

  日立は、テンプル社の実績に裏付けられた顧客からの信頼と、確かな保全技術力を活用し、イギリス国内のお客さまへ最新技術のハイエンド製品と、高品質な保全サービスを提供します。さらには、本買収で得たノウハウを活用することによって、欧州・アフリカ市場へのさらなる進出をめざし、日立の社会イノベーション事業をグローバルに推進していきます。

*1
東アジア地域包括的経済連携参加地域
*2
昇降機の新設に保全サービス、改修を加えた金額ベース(2014年日立調べ)

テンプル社の概要

社名 Temple Lifts Ltd.
主要経営陣 小野俊之(Executive Chairman)
Steven Hamlin(Managing Director)
Barry Harden(Managing Director)
本社所在地 イギリス ロンドン市
設立年 1989年
事業概要 昇降機の販売・据付・保全サービス・改修
従業員 125名
出資比率 (株)日立製作所100%

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 ビルシステムビジネスユニット カスタマー・サポートセンター
電話 : 0120-508-104(フリーダイヤル)

以上

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