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2017年2月13日
株式会社日立産機システム
製品容積を最大37%*2まで小型化し、省スペースでの設置が可能に
「アモルファスモータ 一体型 オイルフリースクロール圧縮機」(7.5kW)外観
株式会社日立産機システム(取締役社長:青木優和/以下、日立産機)は、「アモルファスモータ 一体型 オイルフリースクロール圧縮機」を開発し、3.7kW/5.5kW/7.5kWの3機種を2017年3月から販売開始します。
オイルフリースクロール圧縮機は、低騒音・低振動が特長で、潤滑油を使用しないことから、油分を含まないクリーンな圧縮空気を供給できるため、食品や医療分野をはじめ、研究や試験など、幅広い用途で使用されています。
今回、日立産機は、世界で初めてアキシャルギャップ構造*3のアモルファスモータを圧縮機本体と一体化することで、現行販売機種(同容量機)に比べ製品容積比を最大37%まで小型化し、省スペースでの設置が可能となりました。また、設置場所の電源容量に合わせて最高出力を切り換えることのできるパワーリミッタ機能*4を搭載しており、より柔軟な使用が可能となります。
また、国際高効率規格の最高レベル(IE5*5相当)を達成したアモルファスモータをインバータ駆動することで省エネ性能を高めました。さらに、電源周波数の管理が不要(ヘルツフリー)で、使用する空気量が変化しても吐き出し圧力を一定に保つ(圧力一定制御機能)ことができ、使いやすさがさらに向上しました。
7.5kWのエアードライヤー内蔵のオイルフリー圧縮機として現行販売機種(同容量機)に比べ製品容積を最大37%まで小型化し、また据付面積比を56%にコンパクト化しました。これにより、今までスペースの制約で設置できなかった場所への設置や圧縮機の分散設置*6、メンテナンスが容易になります。
今回販売開始する「アモルファスモータ 一体型オイルフリースクロール圧縮機」(左)と現行販売機種(右)のサイズ比較
用途に応じて設定圧力を変更したい場合や、工場内のレイアウト変更により電源容量に制限が生じた場合など、お客さまの多様なニーズに対応します。
圧力一定制御機能 | 使用空気量にあわせモータの回転数を自動調整し、吐き出し圧力を一定に保ちます。 (設定圧力:0.30〜0.90MPa) |
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パワーリミッタ機能 | 設置場所の電源容量に合わせ出力を切り換えることができます。 |
ヘルツフリー | 電源周波数の管理が不要となり50Hz、60Hz共用仕様で、全国で使用可能です。また移設時などにも周波数を気にすることなく対応できます。 |
オプションでキャスターを取り付けることができ、搬入時やメンテナンス時の移動のほか、一時的に必要な場所などに容易に移動することができます。
運転方式・制御方式 | インバータ (圧力一定制御) | |||
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出力(kW) | 3.7 | 5.5 | 7.5 | |
型式 | SRL-A3.7DV | SRL-A5.5DV | SRL-A7.5DV | |
圧縮機 | 最高圧力(MPa) | 1.0 | ||
圧力一定制御範囲(MPa) | 0.30 – 0.90 (標準設定 0.65) | |||
吐出し空気量(L/min) | 0.90MPa時 370 0.65MPa時 500 (標準設定) |
0.90MPa時 565 0.65MPa時 725 (標準設定) |
0.90MPa時 740 0.65MPa時 850 (標準設定) |
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電動機 | 相および電源電圧(V)/周波数(Hz) |
アモルファスモータ (IE5相当) 三相 200/50、200・220/60 |
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始動方式 | インバータ始動 | |||
外形寸法(幅×奥行き×高さ)(mm)* | 560 × 690 ×950 | |||
質量(kg) | 177 | |||
標準価格(千円(税別)) | 1,412 | 2,017 | 2,400 |
株式会社日立産機システム 事業統括本部 空圧システム事業部 企画部 [担当:後久]
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地 AKSビル
電話:03-4345-6075
以上