このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。
2015年10月19日
統合チャネルソリューション「FREIA21+ for NEXTBASE」で実現
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、株式会社中京銀行(頭取:室 成夫/以下、中京銀行)の営業店システムを刷新しました。2015年8月19日から一部店舗で試行導入され、10月19日に新規開店した当知支店を含む全営業店へ、2016年3月までに順次導入される予定です。
本システムは、窓口業務や関連する事務処理を行うためのもので、日立の統合チャネルソリューション「FREIA21+ for NEXTBASE」*(フレイア21プラス フォア ネクストベース)を活用して構築しました。
中京銀行は、2015年4月に策定した第16次中期経営計画の施策として「営業店事務の効率化」を掲げており、本システムの活用により、お客さま一人ひとりにより一層きめ細かなサービスを提供するとともに、営業店業務の効率化・厳正化に取り組みます。
また、システム導入後も、「NEXTBASE」加盟行との共同開発も含め、お客さまの多様化するニーズに応じた機能追加や各種制度対応などを迅速・柔軟に実施していきます。
日立は、今後も「FREIA21+ for NEXTBASE」の機能拡充を図るほか、金融機関向けのさまざまなソリューションを提供し、金融機関の事務作業の効率化や、ATMやインターネットバンキングなどの各種チャネルを活用した営業活動支援、指静脈認証によるセキュリティ強化などを実現していきます。
今回、スタンド型スキャナやプリンターなどの営業店端末を刷新しました。スタンド型スキャナは、運転免許証などの本人確認書類を読み取り、機微な情報を自動的にマスキングした上でコピーできる機能を備えています。これにより、本人確認書類をお客さまの目の届く範囲で安全に取り扱うことが可能となり、個人情報管理の厳格化を実現しました。また、テンキーボードを新たに導入することで、窓口でのお客さま自身によるキャッシュカードの暗証番号の登録が可能となりました。
その他、現金入出金機に投入した現金の位置補正・再計算などを行う自動精査機能や通帳伝票プリンターの媒体セット位置補正機能など、各機器の性能・操作性を向上し、窓口行員による事務作業の効率化・厳正化を図ります。
預金口座の取り扱い店舗の変更など、対応する頻度が低く、かつ複雑な事務処理を伴う手続きの際に、必要な事務処理の流れをPC画面上に表示する、事務フローナビゲーション機能を導入しました。また、事務作業の手順を管理・閲覧できる事務規定システムと連携し、端末画面上に事務規定や操作マニュアルを表示することが可能となりました。これらの事務作業支援機能により、行員の業務のさらなる迅速化とミス防止を図ります。
上位責任者の承認を必要とする取引について、PC上で承認登録を行うことができる検印ワークフロー機能を採用しました。これにより、窓口行員が検印時にフロア内を移動する時間を削減し、お客さまの待ち時間の短縮を実現します。
窓口業務において、渉外担当者が利用する営業支援システムなどの情報を参照する際、これまでは専用のPCを共有利用していましたが、今回、窓口に設置された各営業店システム用のPCで参照が可能となりました。また、端末に入力した口座番号をもとに、お客さまが利用中のサービスなどに関する情報をPC画面に自動表示する情報系連携機能を導入します。これらにより、行員はお客さま一人ひとりに、よりタイムリーかつきめ細やかに対応することが可能となります。
日立の「NEXTBASE」は、勘定系、外接系などの基幹系システムを、地域金融機関向けの共同利用型として提供しているサービスです。また、各種情報系システムとの連携を円滑に行うための統合データベースシステムのほか、インターネットバンキングシステムを実現するサービスなど、採用行の経営戦略を実現するための各種サービスをメニュー化しています。
株式会社日立製作所 情報・通信システム社 金融システム営業統括本部 [担当:池上]
〒100-8220 東京都千代田区丸の内一丁目6番1号
以上