このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。
2015年9月29日
株式会社日立製作所
株式会社日立アーバンインベストメント
株式会社日立ビルシステム
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)および株式会社日立アーバンインベストメント(代表取締役:橋口 司/以下、日立アーバンインベストメント)の高齢者向けMEMS*1見守りシステムが、このたび、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2015年度グッドデザイン賞」において、「グッドデザイン賞」を受賞*2しました。また、株式会社日立ビルシステム(取締役社長兼COO:佐々木 英一/以下、日立ビルシステム)のエレベーターコンセプトモデル「HF-1*3」が、「グッドデザイン・ベスト100」を受賞しました。
グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで59年にわたり、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は40,000件以上にのぼります。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。
また、グッドデザイン・ベスト100は、グッドデザイン賞受賞対象の中でも、成熟分野での高度なものづくりや成長分野におけるデザインの可能性などの観点において、明日を切り拓く力をもつ、未来を示唆するデザインとして、審査委員会により特に高い評価を得た100件です。
なお、グッドデザイン・ベスト100は日立グループとして、初めての受賞となります。
今回、日立と日立アーバンインベストメントおよび日立ビルシステムが受賞した製品およびコンセプトモデルの概要は以下の通りです。
高齢者向けMEMS見守りシステムについて
主にMEMSを活用して、各住戸の電力使用量、水道使用量、温湿度情報や在室/不在室情報などの生活情報を収集・蓄積し、解析を行うことで、居住者に異変が発生したと推測される場合、居住者の生活情報の変化を居住者本人、家族や介護スタッフに通知するシステムです。本システムは、東京建物株式会社と日立アーバンインベストメントが開発したサービス付き高齢者向け住宅「グレイプスフェリシティ戸塚」に導入されています。集合玄関にはハンズフリーセキュリティ*4を導入しており、認知症などの疑いがある居住者に対する徘徊抑止の見守りサービスも提供しています。
節電施策としてMEMSが活用される機会が増えている。その中で、エネルギー消費量を減らすだけでなく、使用方法を分析し、高齢者の生活に異変があったことを知らせる機能を追加するというものは、テクノロジーを活かした素晴らしいデザインで、高齢化社会において画期的なものである。高齢者の見守りサービスという側面から見ても、高齢者にとっても、サービス運用者にとっても、負担が少ないことも優れている点である。
日立昇降機の基本コンセプトHUMAN FRIENDLYのコンセプトモデル「HF-1」について
HUMAN FRIENDLYとは、人間の無意識の行動に先回りして応えるデザインと技術を開発し、「人の行動に寄り添うエレベーター、エスカレーターを提供する」という日立昇降機の製品やサービスに関する基本コンセプトです。「HF-1」は本コンセプトを具現化したエレベーターのコンセプトモデルであり、角を極力排除した丸みを基調としたデザインや視認性を高める縦長液晶ディスプレイ、時刻に合わせた照明の色調変化機能などを採用することにより、利用者に心地よさを提供します。
羽田で、品川で、未来の東京の滑らかな縦のモビリティをイメージさせる天井高や照明まで考え抜かれた革新的なデザインのエレベーター。
以上