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2015年6月30日
統合チャネルソリューション「FREIA21+ for NEXTBASE」で実現
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、株式会社トマト銀行(取締役社長:髙木 晶悟/以下、トマト銀行)の営業店システムを刷新します。トマト銀行は、本システムの導入により、お客さまへのサービス品質の向上をめざします。
本システムは、窓口業務や関連する事務処理を行うためのもので、日立の統合チャネルソリューション「FREIA21+ for NEXTBASE」*(フレイア21プラス フォア ネクストベース)を活用して構築しています。2015年7月6日から一部店舗で稼働開始し、2015年9月にかけて順次全営業店に導入される予定です。
トマト銀行は、本システムを活用することで、お客さまの待ち時間の短縮を実現するとともに、お客さまへの従来以上にきめ細やかな対応、タイムリーな商品・サービスの提供を可能とします。
また、システムの導入後も、「NEXTBASE」加盟行との共同開発を含め、お客さまの多様化するニーズに応じた機能追加や各種制度対応などを迅速・柔軟に実施していきます。
日立は、今後も「FREIA21+ for NEXTBASE」の機能拡充を図るほか、金融機関向けのさまざまなソリューションを提供し、金融機関の事務作業の効率化や、ATMやインターネットバンキングなどの各種チャネルを活用した営業活動支援、指静脈認証によるセキュリティ強化などを実現していきます。
今回、スタンド型スキャナやプリンターなどの営業店端末を刷新しました。スタンド型スキャナでは、読み取った伝票の種別を判読してディスプレイ上に取引画面を表示するとともに、伝票に記載されているデータを認識し記入漏れなどを自動的にチェックするイメージ処理機能を採用し、手続きミスの防止と処理の迅速化を図ります。また、運転免許証などの本人確認書類を読み取り、機微な情報を自動的にマスキングした上でコピーできる機能も備えています。これにより、本人確認書類をお客さまから見える場所で安全に取り扱うことが可能となります。
その他、現金入出金機の自動精査機能や通帳伝票プリンターの媒体セット位置補正機能など各端末の性能・操作性向上を図りました。
窓口での取引時の本人確認に必要な印鑑照合作業の際に、ディスプレイ上での印鑑検索や印影の照合結果の表示を行うことができる機能を導入します。その他、新規口座開設の手続きを行う際に、必要な事務作業の流れを端末画面上に表示する事務ナビゲーション機能も導入します。
これら事務作業を支援する各種機能により、窓口行員の事務作業を迅速化します。
上位責任者の承認を必要とする取引については、従来の磁気カードを用いた検印を廃止し、PC上で承認作業を行うことができる検印ワークフロー機能を新たに採用しました。これにより、窓口行員が上位責任者による検印を受ける際にフロア内を立ち歩く手間を削減し、お客さまの待ち時間の短縮を実現します。
窓口で各種手続きを行う際、端末に入力した口座番号をもとに、端末の画面上にお客さまの取引内容や最適な商品・サービスなどに関する情報を自動表示する情報系連携機能を導入しました。これにより、行員はお客さま一人ひとりに対して、よりきめ細やかな対応を行うとともに、タイムリーな商品・サービスの提案が可能になります。
日立の「NEXTBASE」は、勘定系、外接系などの基幹系システムを、地域金融機関向けの共同利用型として提供しているサービスです。また、各種情報系システムとの連携を円滑に行うための統合データベースシステムのほか、インターネットバンキングシステムを実現するサービスなど、採用行の経営戦略を実現するための各種サービスをメニュー化しています。
株式会社日立製作所 情報・通信システム社 金融システム営業統括本部 [担当:阿部]
〒100-8220 東京都千代田区丸の内一丁目6番1号
以上