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2014年3月4日
持続的な社会やより快適な社会の実現に向けた新サービスを創出
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、ビッグデータを活用し、持続的な社会やより快適な社会の実現に向けた新たな情報サービスを創出するため、2014年9月末までに、デンマーク王国(以下、デンマーク)に「デンマークビッグデータラボ」を設立します。
デンマークは、カーボンニュートラル国家の実現をめざし、「環境・エネルギー」「トランスポート」などの分野で、高い目標を掲げた取り組みを進めているほか、「ヘルスケア」分野では、2013年から最先端医療施設を建設する「スーパーホスピタル構想」を推進しています。首都であるコペンハーゲン市は、米国のビジネス誌「Fast Company」による欧州スマートシティランキングにおいて第1位*となったほか、国際連合の世界幸福度報告書2013の幸福度ランキングでデンマークが第1位となるなど、その取り組みは高く評価されています。
また、デンマークでは、国家的な目標や課題をテーマとした産官学連携やユーザー参加型の実証(ユーザードリブンイノベーション)、オープンデータ利用環境の整備など、ビッグデータ利活用に関わる先進的な取り組みを進めています。
一方、日立は、社会イノベーション事業をグローバルに展開しており、デンマークでは特に、ストレージソリューションやコンサルティングなどの情報・通信システム事業を中心に事業を展開してきました。また、ビッグデータ利活用分野での取り組みも加速しており、2013年4月には米国、同年6月には英国でビッグデータラボを開設しています。
今回設立するデンマークビッグデータラボは、日立ヨーロッパ社の研究開発組織であるヨーロッパR&Dセンタの中に位置づけられ、デンマークで事業を展開する日立コンサルティング社とも連携し、デンマークの主要都市での産官学イニシアティブや現地機関とのユーザー参加型の協働実証への参加等を通じて、新たなサービス・コンセプトの構築やビジネスモデルの策定に取り組む予定です。具体的に取り組む分野としては、デンマーク政府が重要なテーマに挙げている「環境・エネルギー」「トランスポート」「ヘルスケア」から着手する計画です。
日立は、デンマークビッグデータラボにおける取り組みを通じて、デンマーク社会のさらなる発展に貢献するとともに、同様の課題を抱える世界中の国・地域への展開を図っていきます。
株式会社日立製作所 情報・通信システム社
経営戦略室 [担当 : 児玉、竹中]
〒140-8572 東京都品川区南大井六丁目27番18号 日立大森第二別館
TEL : 03-5471-2786 (ダイヤルイン)
以上