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2011年10月4日
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)の、東南アジア・インド・中東地域における昇降機事業の統括会社であるHitachi Elevator Asia Pte. Ltd.(社長 : 高橋 裕介/以下、日立エレベーター・アジア社)、およびインドにおける昇降機の販売・サービス会社であるHitachi Lift India Pvt. Ltd.(社長 : 久保 理/以下、日立リフト・インディア社)は、このたび、インド国内にて高級ホテルを建設、運営するAria Hotels and Consultancy Services Pvt. Ltd.(社長 : Sushil Gupta)が、インドの首都ニューデリーに建設中の5つ星ホテル*1であるJW Marriott Aerocityホテル向けに、機械室レスタイプ*2のエレベーター19台を一括受注しました。
年率8%以上の経済成長を続けているインドでは、国内外からのビジネス客および観光客の増加に伴い、ホテル需要が増えています。今回エレベーターを納入するJW Marriott Aerocityホテルは、首都ニューデリーの玄関口であるインディラ・ガンディー国際空港近郊に建設中の地上7階、地下3階建てのホテルで、2012年中頃に竣工する予定です。「JW Marriott」は、米国マリオット・インターナショナル社が展開する最高級ホテルブランドの1つであり、インドの5つ星ホテルに日立がエレベーターを納入するのは今回が初めてです。
今回受注したのは、積載質量1,600kg(定員21名)のエレベーター16台を含む機械室レスタイプのエレベーター19台です。最高級ホテルに求められる高い安全・安心を提供するために、メインとなるエレベーター6台は、かご内を常時見守る監視カメラ装置および宿泊フロアへのアクセスを限定するカード認証装置を備え、さらに利用者の利便性を高めるため、ホテルから利用客へのお知らせやホテル内の施設案内などを配信する液晶ディスプレイを備えています。8月より、シンガポール共和国(以下、シンガポール)で機器を製造する日立エレベーター・アジア社からの出荷を始め、日立リフト・インディア社が現地にて据付作業を行います。
日立は、2008年1月に日立リフト・インディア社を設立してインドにおける昇降機事業を本格的に開始し、これまでに高級住宅、オフィス、ホテル向けに高速エレベーターをはじめとして、400台を超す受注を獲得しています。また日立は、2010年10月に、東南アジア・インド・中東地域の昇降機事業統括会社である日立エレベーター・アジア社をシンガポールに発足させるなど、東南アジア・インド・中東地域における昇降機事業を強化しています。今後も、日立はインドをはじめとする昇降機の需要拡大が見込まれる海外市場において、量産型エレベーターから超高速・大容量エレベーターまで幅広い商品ラインアップを提供し、昇降機事業を積極的に拡大していきます。
日立は、高効率・高信頼な情報・通信システム技術に支えられた社会インフラを提供する「社会イノベーション事業」のグローバル展開を加速させています。日立はインドを海外5極目の統括地域と位置づけ、社会イノベーション事業を軸に、更なる事業の拡大を図っていきます。
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
用途 | 乗用・サービス | 乗用・サービス |
定格速度 | 60〜105 m/分 | 60 m/分 |
積載質量 | 1,600 kg | 450〜1,350 kg |
定員 | 21人 | 6〜18人 |
台数 | 16台 | 3台 |
用途 | ホテル |
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所在地 | Asett-4, Hospitality District, Near International Airport New Delhi, India |
客室数 | 523室 |
階数 | 地上7階、地下3階 |
株式会社日立製作所 都市開発システム社 カスタマー・サポートセンター
TEL : 03-3620-1040(直通)
以上