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2009年12月8日
大規模基幹システム向けにさらなる強化を実現
株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長:川村 隆/以下、日立)は、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のハイエンドモデル「BS2000」において、基幹システム向け機能のさらなる強化を図り、サーバブレード1台あたりのI/O(データ入出力)スロット*1数を16スロット(従来比8倍)に拡張できる「I/Oスロット拡張装置」を新たに製品化し、12月10日から販売を開始します。これにより、多数のネットワークやストレージとのデータ入出力処理を伴う銀行の勘定系などの大規模な基幹システムを、「BS2000」を活用し高集約に構築できるようになります。
日立は、2010年前半期に、インテル社の次世代インテル® Xeon® プロセッサーを採用したサーバブレードの製品化や、10年間のハードウェア長期保守サービスの提供などを予定しており、引き続き、「BS2000」を基幹システム向けに強化していきます。
「BS2000」は、企業や銀行、自治体などの基幹システムや、日立クラウドソリューションHarmonious Cloudのシステム基盤としても利用されている高信頼・高性能なブレードサーバです。昨今のハードウェア性能の向上などにより、ブレードサーバを利用した基幹システム構築が増加する中、ネットワークやストレージとのI/Oインタフェースを多数必要とする、大規模な基幹システムへの対応が求められています。
そこで今回、「BS2000」対応の外付け装置である「I/Oスロット拡張装置」を新たに提供し、I/Oスロットの拡張性を大幅に強化しました。サーバブレード1台あたりのI/Oスロット数を、16スロット(従来比8倍)に拡張できるため、銀行、証券システムの勘定系や企業、社会インフラの基盤システムなど、従来はUNIXサーバ上位機で構築していた膨大なI/O処理を伴う大規模な基幹システムを、ブレードサーバ「BS2000」で高集約に構築できるようになります。これにより、システムのさらなる省スペース化、省電力化が可能となるほか、業務の拡大に伴いサーバブレードや「I/Oスロット拡張装置」を1台単位で追加できるなど、柔軟なシステム拡張も可能となります。
また、「BladeSymphony」で提供している日立独自開発のサーバ仮想化機構Virtage(バタージュ)によりサーバ統合を行うことで、仮想化によるシステム集約のメリットを享受できることに加え、Virtageの占有割り当て機能*2をあわせて利用することで、データベースサーバなどI/O処理の負荷が高い業務も、処理速度を確保しつつ集約することができます。
なお日立は、今後、次世代インテル® Xeon® プロセッサーを搭載し、サーバブレード間でSMP*3構成によるシステム拡張が可能な高性能なサーバブレードを製品化していくほか、より長期の安定稼働を支える10年間のハードウェア長期保守サービスを提供する予定です。これらにより、「BS2000」の基幹システムへの適用をさらに強化していきます。
製品名 | 概要 | 価格 | 出荷時期 |
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「I/Oスロット拡張装置」 |
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1,575,000円〜 (税抜:1,500,000円〜) |
2010年 3月 |
電話 | 0120-2580-12 |
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利用時間 | 9:00-12:00、13:00-17:00 (土・日・祝日を除く) |
以上