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Hitachi

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2008年12月16日

ディスクアレイサブシステム「Hitachi Universal Storage Platform V」
において
大幅にデータ処理の高速化を実現する
ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)とデータの暗号化機能を追加

[画像]Hitachi Universal Storage Platform V
Hitachi Universal Storage Platform V

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)は、このたび、エンタープライズ向けディスクアレイサブシステム「Hitachi Universal Storage Platform V(日立ユニバーサルストレージプラットフォーム ブイ)」(以下、USP V)において、大幅にデータ処理の高速化を実現するソリッド・ステート・ドライブ(以下、SSD)の搭載を可能としたほか、サーバなどの上位装置とのデータの読み出し/書き込みを制御するストレージコントローラ上で、データを暗号化して保存できる暗号化機能を追加し、12月17日から販売を開始します。
  なお、エントリモデル「Hitachi Universal Storage Platform VM」(以下、USP VM)においても、同様の機能を追加し、同時に12月17日から販売を開始します。

  SSDは、フラッシュメモリを使用することにより、高速にデータの読み書きを実現する記憶装置です。ハードディスクドライブ(以下、HDD)と併用することで、HDDのみのシステム環境に比べ、データの処理速度の大幅な高速化を実現します。このため、金融業界における証券取引や電子決算などのオンラインシステムやデータベース処理などのアクセスが集中するシステム環境においても、迅速な業務処理が可能となります。また、ストレージシステムの構築に際して、アクセス頻度が高いデータをSSDに、保存期間が求められるデータは低コストなHDDに保存するなど、ユーザーのニーズに合わせた柔軟なデータ配置が可能となります。これにより、容易にシステムの構築や運用管理ができるなど、システム全体での最適化を実現します。
  なお、SSDは、ドライブ自体にモーターなどの駆動部分がないために、HDDと比べ消費電力を大幅に低減します(1ドライブあたり約50%の省電力化を実現)。

  あわせて、高い信頼性を誇る暗号化方式(AES*1256ビット)を採用したデータ暗号化機能を追加します。ディスクアレイ装置のドライブにデータを格納する際に、ストレージコントローラ上で直接、データを暗号化し、保存することが可能となります。万が一、保守作業に伴いドライブが持ち出された場合にも、暗号鍵がディスクには存在せず、不正なデータ解析は困難となるため、セキュリティレベルの高い情報漏えい対策を実現します。また、サーバやスイッチなどの上位側リソースの使用や新たなシステム設定の変更が不必要であり、暗号化機能を容易に導入できます。

*1
AES(Advanced Encryption Standard) : 米国商務省標準技術局(NIST)によって選定された米国政府の標準暗号化方式

製品の価格・出荷時期(国内)

名称 概要 価格(税込) 出荷時期
Hitachi
Universal Storage Platform V
ディスクアレイサブシステム
データ暗号化対応
ファイバチャネル8ポート
サブシステム物理容量
約357GB〜
1億3,778万
9,400円〜
2008年
12月17日*2
Hitachi
Universal Storage Platform VM
ディスクアレイサブシステム
(エントリモデル)
データ暗号化対応
ファイバチャネル8ポート
サブシステム物理容量
約357GB〜
5,368万
9,650円〜
*2
今回の機能追加に対応する製品の出荷時期です。なお、SSD対応製品は、2009年1月末より出荷開始予定です。

USP VおよびUSP VMについて

  顧客業務に重点を置き、顧客自身が複雑なシステム構成やその運用を意識しなくてもストレージ資産の最適な活用を実現するという統合ストレージソリューションコンセプト「Services Oriented Storage Solutions」に基づき、2007年5月にUSP Vを、2007年9月にUSP VMを全世界で販売開始し、2007年の実績としてエンタープライズ市場で、世界シェアNo.1*3を獲得しました。2008年9月末までに、ストレージ仮想化機能を搭載したUSP Vをはじめとするディスクアレイ装置を、全世界で約11,000台出荷しています。
  また、USP Vでは、ストレージの主要企業が参画する業界団体「Storage Performance Council」のベンチマークテストSPC-2において、データの処理速度が8,724.67 SPC-2 MBPS と世界最高記録を樹立*4するなど、業界トップクラスの性能を実証しています。

*3
容量ベースでのシェア。2007年1月から12月までのIDCの数値をベースに日立算出
*4
2008/12/12時点。SPC-2 ベンチマーク結果の詳細については、http://www.storageperformance.org/results/benchmark_results_spc2#b00036 をご参照ください。

関連情報

他社商標注記

  • 記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信グループ
RAIDシステム事業部 事業企画本部 製品企画部 [担当:柚木、印南]
〒250-0872 神奈川県小田原市中里322-2
TEL : 0465-49-1111 (大代表) 内線5878、5761

以上

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