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2008年7月28日
株式会社日立製作所
日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社

金融機関向け「ATM次世代ソフトウェアソリューション」の提供を開始

低コストなATMシステム構築、迅速なお客様サービス対応を可能とする
Webアーキテクチャーに対応したATMソフトウェアを提供

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)と日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社(代表取締役社長&CEO:大谷 彰彦/以下、日立オムロンターミナルソリューションズ)は、このたび「ATM次世代ソフトウェアソリューション」の提供を開始します。具体的には、Webアーキテクチャーに対応したATMソフトウェアを提供し、金融機関の低コストなATMシステム構築を行うとともに、きめ細かなお客様サービスの迅速な対応を支援します。
  本ソリューションの第一弾として、ATMソフトのWeb化に向けたコンサルティング、SI、ソフトウェア開発を行う「ATMソフト Web化対応ソリューション」の提供を8月1日から開始します。

  ATMは入出金のみならず、金融サービスにおける金融機関とそのお客様を結ぶ重要なチャネルの一つとして広く認知されており、今後もお客様へのタイムリーな情報提供や金融商品のセールス等、お客様サービスの高度化を進めていく必要があります。
  また、昨今、異業種からの参入等で金融機関の競争は激化し、金融機関におけるATMシステムに関連したトータル運用コスト(TCO)削減は重要課題となっています。同時に、その競争に対応するため、迅速かつ、きめ細かいサービスを提供していくことも必須となっています。特に、サービス拡充へのニーズは、ATMでの犯罪防止といったセキュリティ対策やマルチペイメント・電子マネー対応等、年々増加しており、コスト削減をしながらきめ細かいサービスを提供することが金融機関にとって急務な課題となっています。
  日立並びに日立オムロンターミナルソリューションズは、これらの課題を解決する手段の一つとして、国内ATMトップベンダの実績とノウハウを活かし、グローバルスタンダードである「CEN/XFS」*1に準拠したオープンかつ汎用性の高いWebアーキテクチャーに対応したATMソフトウェアの提供を行う「ATM次世代ソフトウェアソリューション」の提供を行います。

*1
CEN/XFS(eXtensions for Financial Services):ヨーロッパの標準化機関である「CEN/ISSS(European Committee for Standardization/Information Society Standardization System) XFS Workshop」が策定した、金融端末向けデバイスインターフェースの標準API(Application Programming Interface:あるソフトウェアの機能を他のプログラムが利用できるようにする仕組み)規格。

  日立、日立オムロンターミナルソリューションズは、ATMを金融機関とお客様をつなぐ重要なチャネルの場と位置付けており、今後もWebアプリケーションの共通化やASPサービス化を視野に入れ、金融機関向けに最適なソリューションを提供していきます。
  「ATM次世代ソフトウェアソリューション」の特徴は以下の通りです。

1. ATMソフトウェア開発・運用コストの削減

(1) 開発効率の高い「Webアプリケーション基盤(ソフトウェア)」の開発
  日立の開発ノウハウを活用した、アプリケーションソフトのコンポーネント化、フローやパラメータ設定等の定義ベース開発によりATMソフトウェア資産の標準化と、従来ATMのソフトウェアと比較して約25%の開発効率向上を実現します。
(2) 豊富な金融サービス機能を有する「共通ミドルソフト(Common Platform)」の適用
  非接触ICカードやEPP*2等の新デバイス、全銀IC対応(基本形)*3等の新サービスの機能拡張に対して、より迅速に対応することが可能です。
*2
EPP (Encrypt PinPad):海外発行カードを取り扱う場合などに使用する暗号化対応のテンキーパッド
*3
全銀IC対応(基本形):全銀協ICキャッシュカード標準仕様で、センタにてICカード認証を行う方式

2. 金融機関毎の要望にあわせた柔軟なアプリケーションソフトの構築

  金融機関どうしでアプリケーションを共通化できる部分と、金融機関毎に個別に開発する部分を分離することが可能なソフトウェア構造としています。これにより、共通化によるコスト最適化が図られると同時に金融機関の営業店・チャネル戦略に応じたカスタマイズ対応を柔軟に対応させます。

3. 共通APIにグローバルスタンダードな「CEN/XFS」を採用

  共通API(アプリケーションインターフェース)として、グローバルスタンダードな「CEN/XFS」を採用し、異なるベンダのATMで、共通のATMソフトウェアを利用することが可能です。

  「CEN/XFS」は、ヨーロッパの標準化機関である「CEN/ISSS XFS Workshop」が策定した、金融端末向けデバイスインターフェースの標準アプリケーションインターフェース規格です。ATMソフトウェアの共通化で先行している欧州、中国市場などでは、この規格の採用が前提となっています。
  日立オムロンターミナルソリューションズは、「CEN/ISSS XFS Workshop」のコアメンバの1社として、この中で日本向け仕様の標準化を積極的に推進しています。

「ATM次世代ソフトウェアソリューション」の価格及び提供時期

今回提供するサービス名 価格 提供時期
ATMソフト Web化対応ソリューション 個別見積り 8月1日

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信グループ 金融システム事業部
NEXTCAPソリューション本部 チャネルソリューションセンタ [担当:長谷川、池田、筒井]
〒212-8567 川崎市幸区鹿島田890 日立システムプラザ新川崎
TEL : 044-549-1652 (ダイヤルイン)

日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 国内自動機事業部
事業企画部 営業企画課 [担当:大磯、松村]
〒141-8576 東京都品川区大崎1丁目6番3号 大崎ニューシティ3号館
TEL : 03-5719-6014 (ダイヤルイン)

以上

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