本文へジャンプ

Hitachi

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2008年6月10日

日立が東証の次世代ネットワーク「arrownet」システム構築を受注

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下 日立)は、このたび、株式会社東京証券取引所(代表執行役社長:斉藤 惇/以下 東証)の次世代ネットワーク「arrownet」のシステム構築を受注しました。
  「arrownet」は、東証の全業務システムと取引参加者、情報ベンダー、外部機関などをつなぐ、バックボーンネットワークとなるもので、東証が2009年後半に稼動させる予定の次世代売買システムなどで活用されます。本ネットワークは、業務システムおよび取引参加者回線の収容を行うIPルータとして、アラクサラネットワークス株式会社(代表取締役社長:和田宏行/以下 アラクサラ)の「AX7800Rシリーズ」が40台稼働予定であり、さらに将来の共同ネットワーク化を目的としたMPLS*1ルータとして、ジュニパーネットワークス株式会社(代表取締役:大須賀雅憲/以下 ジュニパーネットワークス)「Mシリーズ」が20台、稼働予定です。

*1
MPLS(Multi Protocol Label Switching) : IPネットワーク上で、ラベル(Label)という概念を用いて、パケットを転送する技術

  日立のネットワークソリューションは、主に以下の点を東証で高く評価され、今回のシステム構築受注に至りました。

  1. 現行の東証ネットワーク構築の実績と、そこで培った取引所ネットワークノウハウを生かして、短期間かつ安全・確実に構築できること。
  2. アルゴリズム取引*2に代表される取引形態の高度化やセンター被災時の事業継続性確保、取引参加者の利便性向上といった証券業界を取り巻く環境変化に柔軟に対応可能なキャパシティと堅牢性、高速性を兼ね備えていること。
  3. ミッションクリティカルな社会インフラ向けとして高い信頼性を持つアラクサラ、ジュニパーネットワークスの機器を採用し、ダウンタイム極小化を高速障害検知プロトコル(BFD*3)を用いて実現できること。
  4. MPLS網構築に関して豊富な実績を有するNTTコミュニケーションズ株式会社(代表取締役社長:和才 博美)との協業により、キャリアグレードの拡張性を有するネットワークを構築できること。
*2
アルゴリズム取引 : コンピュータシステムが株価や出来高などに応じて、自動的に株式売買注文のタイミングや数量を決めて注文を行う取引
*3
BFD : Bidirectional Forwarding Detection 通信経路上の障害をすばやく検知して代替経路に切り替える仕組み

  日立は、今後もユーザーニーズにあわせたネットワークソリューションを開発し提供していきます。

日立のネットワークソリューションについて

  日立は、IPネットワークが「高信頼・安心」、「いつでも何処でも誰でも」、「快適な」真の社会インフラになるためのコンセプト「ギャランティードネットワーク」のもと、ミッションクリティカル分野に対応できる「ギャランティー型ネットワークソリューション」を提供していきます。

関連情報

他社商品名称に関する表示

  • arrownetは株式会社東京証券取引所の登録商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信グループ ネットワークソリューション事業部
ネットワーク統括本部事業企画部 [担当:秋葉]
〒140−8573 東京都品川区南大井六丁目26番2号 大森ベルポートB館
TEL : 03-5471-2430 (ダイヤルイン)

以上

Adobe Readerのダウンロード
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated (アドビシステムズ社)のAdobe® Reader®が必要です。