ニュースリリース

NTTドコモのスマートフォン*1「Windows®ケータイ『HT1100』」に
イントラネット上の業務システムへの
接続可否を評価できるソフトウェアを提供

IPSec*2クライアントソフトェア「DOVPN」の評価版を提供し
ビジネス分野でのスマートフォンの活用を促進

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫／以下、日立)は、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(代表取締役社長:中村 維夫／以下、NTTドコモ)が6月12日から販売するスマートフォン「Windows®ケータイ『HT1100』｣に、スマートフォン向けIPSecクライアントソフトウェア「DOVPN(ドゥー・ブイ・ピー・エヌ)」の無償評価版を提供します。「DOVPN｣は、高いセキュリティを確保した通信を実現し、外出先からイントラネットに接続して業務システムやメールなどが利用できます。評価ソフトの無償提供により、スマートフォンの導入を検討している法人のお客様が、購入前にイントラネット上の業務システムへの接続を確認することが可能となり、ビジネス分野におけるスマートフォンの活用を促進します。

  近年、携帯電話市場では、インターネット閲覧など、PC機能をもつ携帯電話であるスマートフォンの発売が拡大しています。法人向け市場においては、スマートフォンを利用して、外出先や自宅からイントラネットへ高いセキュリティを確保した形で接続し、業務システムの利用やメールの確認を行いたいというニーズが高まっています。

  スマートフォン向けIPSecクライアントソフトウェア「DOVPN」は、法人向けの主要なVPNゲートウェイに、スマートフォンを利用して接続するためのソフトウェアとして、日立ビジネスソリューション株式会社(取締役社長:木村 伊九夫／以下、日立ビジネス)が2005年9月に開発しました。「DOVPN」を利用することによって、高いセキュリティを確保した形でスマートフォンから業務システムの利用やメールの確認などを行うことができます。2006年7月からは、日立が販売をサポートし、これまでに多数のお客様に提供しています。

  今回、「DOVPN」の法人向け無償評価版がWindows®ケータイ「HT1100」に標準添付されることによって、イントラネット上の業務システムへの接続を条件としてスマートフォンの導入を検討している法人のお客様が、購入前に利用可否を容易に確認することが可能となり、ビジネス分野でのスマートフォンの導入を推進します。

  日立は、今後もＮＴＴドコモをはじめとする通信キャリアと協力し、ビジネス分野におけるスマートフォンを活用したモバイルソリューションの普及・拡大に努めます。

*1

スマートフォン : メール機能やWebブラウザを内蔵し、インターネットに接続することができるなど、音声通話以外に様々なデータ処理機能を持った携帯電話。

*2

IPSec : Security Architecture for Internet Protocol。暗号化通信において最も標準的に用いられている標準プロトコルVPN(Virtual Private Network)。

他社商標注記

• Microsoft、Windows、Windows Mobileは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
• DOVPNは、日立ビジネスソリューション株式会社の日本における登録商標です。
• その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

関連情報

• DOVPNホームページ

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 都市開発システムグループ
ソリューションエンジニアリング本部 セキュリティソフトウェア部 [担当:新納]
〒101-8010 東京都千代田区外神田四丁目14番1号
TEL : 03-4564-9661 (直通)

• info-dovpn@ml.itg.hitachi.co.jp(メールを送る)

以上