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オフィスへの導入を容易にした
かんたん静音モデル「BladeSymphony SP」を販売開始
業界最高水準の静音性を実現
BladeSymphony SP
株式会社日立製作所 (執行役社長:古川 一夫/以下、日立)は、このたび、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」において、オフィスへの導入を容易にする、かんたん静音モデル「BladeSymphony SP(Simple Pack)」を製品化し、本日から販売を開始します。
「BladeSymphony SP」は、日立独自設計の静音ドアや冷却風の流れを考慮したブレードの開発により業界最高水準*1となる45dB*2の静音性を実現しています。また、中小規模システムに必要な複数台のサーバ、RAID*3ストレージ、ネットワーク、UPS(無停電電源装置)を一体化するとともに、ラックへの搭載や配線の接続、各種設定がされた状態で提供するため、システムの導入が容易です。さらに、主要部品の冗長化*4やRAID6構成のRAIDストレージを標準構成で採用するなど、高信頼なシステムを実現しています。
- *1
- ブレードサーバを用いたシステム商品において。
- *2
- デュアルコアインテル® Xeon® プロセッサー搭載ブレードを7枚搭載し、RAIDストレージが1.7TBの構成の場合。なお、45dBの動作音量は、一般的に、閑静な住宅地の夜間で耳障りにならないレベルです。
- *3
- RAID : RAID (Redundant Arrays of Independent Disks)とは、信頼性の向上を目的とし、複数台のハードディスクを組み合わせることで仮想的な1台のハードディスクとして運用する技術。RAID6は、多数のハードディスクにデータを分散して並列に書き込む方式。
- *4
- 冗長化 : 余分に部品・回路・設備などを用意し、一部が故障しても稼動を継続できるように機器・システムなどを構築すること
内部統制などのコンプライアンスやビジネスリスクへの対応に向けたITシステムのニーズは多様化、複雑化しています。こうした中、中小規模システムのユーザーにおいても、IT統合の取組みは拡大しており、簡単に導入できるシステムへの要望が高まってきています。今回発表の「BladeSymphony SP」は、従来の「BladeSymphony」で実現している高い信頼性と運用性を引き継ぎつつ、中小規模システムユーザーのニーズに応えるものです。
BladeSymphony SPの特長
1. オフィス設置が可能な静音性と省電力化を実現
- (1) 業界最高水準の静音性を実現
- 日立独自設計の静音ドアや、冷却風の流れを考慮したブレードの開発により、業界最高水準である45dBの静音性を実現しました。新規開発した静音ドアは、冷却風の通気性を確保しつつ、音を吸収、弱める構造になっています。
- (2) オフィスで一般的な100V電源に対応、省電力機能も強化
- オフィスで標準的に使用される100V電源に対応しているため、容易に導入することが可能です。また、稼動中のブレード数に応じて、電源モジュールを自動的に電源投入、切断し最適化する機能や、動作環境に応じてファン回転数を最適に制御する機能により省電力化を実現し、オフィスの電気代節約に貢献します。
2. 冗長化構成、RAID6構成の標準採用による高い信頼性を実現
「BladeSymphony SP」では、マネージメントモジュール、電源モジュールなど、主要コンポーネントを冗長化しています。また、RAIDストレージには、世界で実績のある日立のRAIDコントローラ技術を採用し、OSやユーザーデータをブレード内蔵ディスクではなく、耐障害性の高いRAIDストレージに集約することで、高信頼なシステムを容易に実現できます。
また、「BladeSymphony」で実績のある自動N+1コールドスタンバイ*5は、9月末からのサポートを予定しています。
- *5
- N+1コールドスタンバイ : 複数の業務サーバに対し1台の共通予備サーバを用意し、万一の故障時には業務サーバのブートディスクを予備サーバに自動的に引継ぎ、短時間で業務を再開するシステム構成。
3. システムライフサイクル(導入、稼動、保守まで)のサポート強化
- (1) システム導入の容易化
- 「BladeSymphony SP」では、中小規模システムの構築に必要な複数サーバ、RAIDストレージ、ネットワークおよびUPS(無停電電源装置)をラックに搭載し、配線を接続した状態で出荷します。また、ブレードサーバのネットワーク情報やRAIDストレージの構成情報などをあらかじめ設定して出荷するため、ユーザー導入時のシステム設定作業を簡素化し、手軽に短時間でのシステム構築が可能になります。
- (2) システム保守の強化
- 「BladeSymphony SP」では、ブレードの台数によらずシステム全体の保守サービスをワンストップで提供するメニューを新たに設定しました。また、5年間の保守パックを提供することで、企業システムの長期にわたる安定稼動に貢献します。
なお、本製品は日立のIT装置省電力化への取組みHarmonious Greenプラン*6に沿って開発されています。
- *6
- Harmonious Greenプランは日立の社内呼称です。
新製品・サービスの価格と出荷時期
BladeSymphony SP
名称 |
概要 |
価格 |
出荷時期 |
BladeSymphony SP |
- 16U静音ラック
- デュアルコア インテル® Xeon® プロセッサーE5205搭載サーバブレードを最大7まで搭載 または クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサーE5405搭載サーバブレードを最大7まで搭載
- RAIDストレージ
(855GBまたは1.7TBまたは3.4TB)を搭載(RAID6採用)
- スイッチングハブ
(10/100/1000Mbps x 24ポート)
- 管理ソフトウェア
「JP1/Server Conductor/Blade Server Manager」、「JP1/Server Conductor/Agent 」、「JP1/Server Conductor/Advanced Agent 」を同梱
|
4,249,350円〜 (税抜 4,047,000円〜) |
6月30日 |
ハードウェア保守サービス
名称 |
概要 |
価格 |
出荷時期 |
BladeSymphony ハードウェア 保守統括サービス |
|
185,220円/年〜 (税抜 176,400円/年〜) |
6月30日 |
他社商標注記
- インテル、Xeonは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。
- その他、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
関連情報
製品に関するお問い合わせ先
- HCAセンター
TEL : 0120-2580-12
利用時間 9:00-12:00、13:00-17:00 (土・日・祝日を除く)
以上