ニュースリリース

「HA8000シリーズ」においてVMware® ESX Server 3iを
標準搭載したモデルをラインアップに追加

第一弾として、「HA8000-es/RS210、RS220」において
「VMware® ESX Server 3iモデル」を設定

  株式会社日立製作所 (執行役社長:古川一夫／以下、日立)は、このたび、アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」において、VMware®ESX Server 3iを標準で搭載したモデルをラインアップに追加し、本日から販売を開始します。第一弾として、「HA8000-es/RS210、RS220」において、「VMware®ESX Server 3iモデル」を設定しました。

  今回、「HA8000-es/RS210、RS220」において、仮想化機能を標準で搭載した「VMware®ESX Server 3iモデル」をラインアップに追加しました。本モデルは、専用の不揮発性メモリ*1にVMware®ESX Server 3iが組み込まれているため、ハードディスクへの仮想化プログラムのインストール作業が不要で、仮想化環境の導入を容易に行うことができます。また、サーバを起動後、すぐに仮想化環境を使用することができるため、ユーザーの運用面の負荷を軽減することができます。加えて、仮想化環境を初めて導入される場合においても安心して利用できるよう、VMware®ESX Server 3iに対応したサポートサービスも用意しました。
  さらに、アップグレードライセンスの購入により、本モデルに組み込まれているVMware®ESX Server 3iをVMware®Infrastructure 3へアップグレードが可能です。VMware®Infrastructure 3にアップグレードすることにより、高度な運用を実現するVMotion機能や負荷分散機能などが利用できます。

*1

不揮発性メモリ : 電源を切断しても、記憶内容を保持することが可能な半導体メモリ

  同時に、「HA8000-es/RS210、RS220」全てのモデルにおいて、動作周波数の向上および2次キャッシュメモリ容量が増強された低消費電力のクアッドコア インテル®Xeon®プロセッサー 5400番を採用しました。「HA8000シリーズ」標準モデルと比較し、最大約20%の省電力化を実現しました。

  なお、本製品は日立のIT装置省電力化への取り組みHarmonious Greenプラン*2に沿って開発されており、また、データセンター省電力化プロジェクトCoolCenter50*3へも活用していきます。

*2

Harmonious Greenプランは日立の社内呼称です。

*3

CoolCenter50 : 日立グループが総力を結集し、今後5年間でデータセンターの消費電力を最大50%削減することを目標とするデータセンター省電力化プロジェクト

新製品の特徴

1. 仮想化機能の標準搭載により、効率的なサーバ統合を実現

  2プロセッサーモデル「HA8000-es/RS220、RS210」において、VMware®ESX Server 3iを標準で搭載したモデルを製品化しました。
  複数の物理サーバを「VMware®ESX Server 3iモデル」上の仮想サーバへ集約することにより、消費電力や設置スペース、冷却費用、および管理コストを抑えることができます。

2. 最新の低消費電力プロセッサーの採用により、省電力化を実現

  「HA8000-es/RS220、RS210」全モデルにおいて、低消費電力のクアッドコア インテル®Xeon®プロセッサー L5410(周波数2.33GHz)を採用しました。「HA8000-es/RS220」では、「HA8000シリーズ」標準モデル「HA8000/RS220」と比べ、最大約20%の省電力化を実現しています。
  「HA8000-es/RS110」では、デュアルコア インテル®Xeon®プロセッサー E3110(周波数 3GHz)を採用し、性能向上を図りました。また、1TBのSATAII*4ハードディスクの採用によるシステム内蔵ディスクの大容量化を図り、データの増大に対応できる大容量ディスクシステムの構築を実現しました。

*4

SATAII(Serial ATA II) : 従来のSATA(データ転送速度150MB/s)から改良され、300MB/sでデータ転送を行うディスクインタフェース規格

  なお、本ニュースリリースに際し、ヴイエムウエア株式会社から以下のコメントをいただきました。

ヴイエムウエア株式会社 代表取締役社長 三木泰雄氏

  ヴイエムウエア株式会社は、このたび、日立製作所によるエコロジーサーバ「HA8000-esシリーズ」の発表を歓迎いたします。「HA8000-esシリーズ」は、仮想化ソフトウェア「VMware ESX Server 3i」を使用し、標準で仮想化機能を取り入れ、サーバ集約による電力や設置スペースの削減を実現します。
  「VMware ESX Server 3i」は、業界初のサーバハードウェア組み込み型のシン・ハイパーバイザーであり、設定が不要な組み込み型仮想化により、サーバ導入時間を短縮し、信頼性やセキュリティ、管理の水準を引き上げます。多くのユーザーの皆様に効率の良い仮想化インフラストラクチャを提供できるものと期待しています。

新製品の価格と出荷時期

1. 「HA8000-es/RS220、RS210」 VMware® ESX Server 3iモデル

機種名	プロセッサー 最大搭載数	プロセッサー (GHz)	価格	出荷時期
HA8000-es/RS220	2	クアッドコア インテル® Xeon® L5410(2.33)	930,300円〜 (税抜886,000円〜)	2008年 5月30日
HA8000-es/RS210	2	クアッドコア インテル® Xeon® L5410(2.33)	913,500円〜 (税抜870,000円〜)

2. 「HA8000-esシリーズ」

機種名	プロセッサー 最大搭載数	プロセッサー (GHz)	価格	出荷時期
HA8000-es/RS220	2	クアッドコア インテル® Xeon® L5410(2.33)	688,800円〜 (税抜656,000円〜)	2008年 5月30日
HA8000-es/RS210	2	クアッドコア インテル® Xeon® L5410(2.33)	672,000円〜 (税抜640,000円〜)
HA8000-es/RS110	1	クアッドコア インテル® Xeon® E3110(3)	376,950円〜 (税抜359,000円〜)	2008年 6月30日

インストールOS:Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise / Microsoft® Windows Server® 2008 Standard / Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise 32-bit / Microsoft® Windows Server® 2008 Standard 32-bit /Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise x64 Edition / Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard x64 Edition / Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise Edition / Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard Edition / Red Hat Enterprise Linux(モデルによりインストールOSの種類は異なります。)

他社商標注記

• インテル、Xeonは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。
• Microsoft、Windows、Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
• Red Hatは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.の登録商標または商標です。
• Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
• VMware、VMotionは，米国およびその他の地域におけるVMware, Inc.の登録商標または商標です。
• その他、記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

関連情報

• 日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」に関するホームページ

製品に関するお問い合わせ先

• HCAセンター
  TEL : 0120-2580-12
  利用時間 9:00-12:00、13:00-17:00 (土・日・祝日を除く)

以上