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2008年3月12日
情報システムの省電力運用の一元化を図り、グリーンIT対応を支援
株式会社日立製作所 (執行役社長:古川 一夫/以下、日立)は、グリーンIT(環境保護に配慮した情報通信技術)の推進を求める市場ニーズに対応し、グリーンITを運用面から支援する統合システム運用管理「JP1」の機能強化版を3月13日から販売開始します。
今回は、企業システム内で多数運用されるオフィスPCの省電力設定を、運用管理者側から一元的に管理し制御可能としたほか、データセンターにおけるサーバ省電力運用を行うことで情報システムのグリーンIT対応を支援します。
近年のIT機器の爆発的な増加に伴い、IT機器による電力消費量の急増が地球温暖化防止に向けて深刻な問題となりつつあります*1。また、企業にとっても、社会的責任の一端としてグリーンITへの取り組みは避けられない課題となっています。
IT業界においても、省電力型のサーバやPCの普及、データセンターの省電力化対応などが進展していますが、情報システムの省電力効果を総合的に高めていくためには、マシン室やデータセンターなどでの省電力化の取り組みに加え、企業システム内で台数の多いオフィスのPCを含めた省電力運用を行うことが重要となります。
日立は2007年10月に開始したデータセンター省電力化プロジェクト「CoolCenter50 (クールセンター50) 」をはじめとして、主要IT製品の消費電力削減のための各種技術開発や省電力対応製品の提供などを進める「Harmonious Green (ハーモニアス・グリーン)プラン」を推進しています。今回はこれらの取り組み、およびグリーンITへの関心の高まりを受け、データセンターだけでなくオフィスPCも含めたシステム運用レベルでの省電力運用を行うことで、さらなる省電力化を支援する製品を提供するものです。
また、金融商品取引法による内部統制報告制度(通称:日本版SOX法)の適用が本年4月から開始される等、市場での内部統制への取り組みが今後進行することを受け、内部統制への対応を支援する機能のさらなる拡充も図っています。
なお、日立は今後、「JP1」のサーバ電力量監視機能や空調・電源設備機器との連携機能なども 順次開発し、データセンターの省電力モニタリングや自動運用など、システム運用面から企業のグリーンIT対応を支援することで環境問題へ貢献していきます。
製品名 | 概要 | 価格 | 出荷時期 |
---|---|---|---|
JP1/NETM/Client Security Control - Manager |
PCに対する各種ポリシー設定状況を 監視、レポートする製品 |
26万2,500円〜 (税抜:25万円〜) |
3月31日 |
JP1/NETM/DM Manager |
ソフトウェア配布、 IT資産情報を収集/管理する製品 |
17万8,500円 (税抜:17万円) |
5月30日 |
JP1/Integrated Management - Service Support |
インシデント管理、問題管理、変更管理、 リリース管理の各プロセスの一元的な 管理を支援する製品 |
315万円〜 (税抜:300万円〜) |
3月31日 |
株式会社日立製作所 情報・通信グループ ソフトウェア事業部 計画部 [担当:横山]
〒244-8555 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地
TEL : 045-862-8724 (ダイヤルイン)
以上