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2008年2月14日
株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)は、人の動きや脈拍、温度を24時間 連続して測定・記録し、指定したパソコンに測定データを無線で安全に送信できる、小型・軽量で身につけやすい、リストバンド型の無線センサネットシステム「日立AirSense™エントリーモデル02 Plus (ゼロツー プラス)」を、2月20日に発売します。リストバンド型の無線センサネット端末で計測した データは、標準添付のモニタソフトウェア「リアルタイムモニタ」を使って解析を行うことで、利用者の 運動量や歩行数、睡眠時間を自動的に推定し、日々の生活の推移を「生活リズム」として、図表を 使って分かりやすく表示させることができます。そのため、利用者に特別な負担をかけずに、生活リズムを把握することが可能になるなど、高齢者の見守り、特定保健指導、特定健診や一般向け健康管理など、幅広い分野への利用が期待できます。
品目 | 数量 | 価格(税抜き) |
---|---|---|
リストバンド型無線センサ | 1台 | 一式50万円 |
USB型センサネット・ゲートウェイ | 1台 | |
モニタソフトウェア「リアルタイムモニタ」 | 1式 | |
専用充電ケーブル | 1式 |
日立では、これまで、安全、安心、そして快適な社会を実現する身近な社会インフラとして、各種
センサを活用したセンサネット情報システムを開発してきました。そして、2006年1月には、15mm角
基板にマイコンと無線機能を集約したリストバンド型の無線センサネット端末を使った、「日立AirSenseエントリーモデル02(リストバンド型センサノード付)」を製品化しています。
今回発売する「日立AirSenseエントリーモデル02 Plus」は、2007年9月6日に発表した新技術を応用したもので、従来製品の約半分の大きさ(4.3cm×3.5cm×1.5cm、重さ:約40g)の生活防水対応の小型ケースに、3軸加速度/脈波形/温度センサ、マイコン、無線モジュール、表示器、メモリ、電池などを搭載しています。また、データ計測時の消費電力を効果的に削減できる技術の開発により、一回の計測に必要な消費電力を従来の十分の一に抑えることができました。このため、従来製品では2分間に1回しか測定できなかったのに対して、新製品は1秒間に20回の頻度で計測が可能になるなど、さまざまな分析に応用可能な緻密な計測データを、長時間、かつ連続して収集することが可能です。
また、内蔵する無線通信インタフェース(IEEE802.15.4準拠)により、指定したパソコンに測定データを無線で安全に送信できます。これにより、利用者は、計測データを入力するなどの煩雑な作業を行うことなく、リストバンド型の無線センサ端末を身につけるだけで、日常生活の精密な活動データを計測・記録することが可能です。さらに、内蔵するデータ保存用メモリと新開発の高効率データ圧縮技術により、外出先などの無線通信圏外の活動データも、端末内に約14日間分保存可能です。これにより、利用者の日常生活での活動データを、漏れなく取得することを実現できます。
そして、リストバンド型の無線センサネット端末で計測したデータは、標準添付のモニタソフトウェア「リアルタイムモニタ」を使って解析を行うことで、利用者の運動量や歩行数、睡眠時間を自動的に推定し、日々の生活の推移を「生活リズム」として、図表を使って分かりやすく表示させることができます。そのため、利用者に特別な負担をかけずに、生活リズムを把握することが可能になるなど、高齢者の見守り、特定保健指導・特定健診や一般向け健康管理など、幅広い分野への利用が期待できます。
今後、「日立AirSenseエントリーモデル02 Plus」を契機に、市場開拓や技術開発を進め、高機能を図るとともに大規模なシステムにも対応できる製品の開発を行っていきます。
株式会社日立製作所 ワイヤレスインフォベンチャーカンパニー[担当:小故島(おこじま)]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
TEL : 03-4564-4376 (直通)
以上