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2007年7月2日
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
代表取締役 羽生正治

日立GEニュークリア・エナジー株式会社設立に伴う
社長メッセージ(抜粋)

  2007年7月1日、日立とGEの原子力事業を統合した新会社、日立GEニュークリア・エナジーが誕生しました。日立GEニュークリア・エナジーでは、2007年6月4日に設立されたグローバルでの業務を担う新会社、GE-日立ニュークリア・エナジーとのシナジーを発揮できる体制を確立し、軽水炉、高速増殖炉、原子燃料サイクルの研究、設計・製造・建設・保守まで一貫した、より品質の高いサービスの提供をめざしていきます。

  日立は、1955年に日立事業所(旧日立工場)に原子力係を設置して以来、原子力事業を日立グループの基幹事業と位置づけてきました。GEの原子力事業部門は、2006年9月に事業開始50周年を迎え、日立とGEとは、1967年にBWRに関する包括的な技術ライセンス契約を締結した後、日本及び海外でBWRプラントの建設、運転プラントの予防保全サービス分野において協力関係を構築してきました。両社は、お客様がより高効率で高出力の原子力設備を安全に運転できるように、ABWRやESBWRの開発や、高い技術力を活かした幅広い製品・サービスの提供を行っています。
  今回の新たな提携関係により、日立GEニュークリア・エナジーは、日立とGEのお互いが培ってきたノウハウ、経験を活かしながら、両社の強みを融合することで、原子力事業の拡大をめざしていきます。今回の戦略的な提携は、グローバルに市場が拡大し、かつ競争環境が広がりつつある原子力世界市場で、両社の持つ力を結集し、競争力を高めるべく、実質的な事業統合を行うものであり、BWRを中心としたお客様に、BWR技術・製品・サービスを、長期的に安定して提供することで、お客様と共に、BWRを支え、成長することをめざしたものです。

  原子力事業は何よりも信頼と安全の上に成り立っています。日立GEニュークリア・エナジーは、「基本と正道」の精神を重視し、会社の信頼の基礎であるコンプライアンス意識を醸成するとともに、より品質の高いサービスの提供を通じて社会に貢献していきたいと思います。

以上