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2006年2月1日
株式会社日立製作所
日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社
日立の非接触型指静脈認証技術を採用した
貸金庫入室管理システムが三重銀行で稼働
中部地区で初めての指静脈認証技術を採用した貸金庫入室管理システム
株式会社日立製作所(執行役社長:庄山 悦彦/以下、日立)の非接触型指静脈認証技術が、このたび、株式会社三重銀行(本社:三重県四日市市、頭取:井上 正/以下、三重銀行)の指静脈認証型貸金庫入室管理システムに採用されました。貸金庫に指静脈認証技術が使用されるのは、中部地区では初めてとなります。
三重銀行は、今回、金融犯罪による被害の防止策として、なりすましが非常に困難な高セキュリティの指静脈認証技術を貸金庫入室管理システムに導入しました。指静脈認証技術は、登録されるデータがコンパクトでありながら高い認証精度を実現していること、認証速度が速く、装置が小型であり使いやすいこと、ならびに国内で多数の金融機関が採用や採用意向表明を行っていることで生体認証のデファクトスタンダードとして期待できることなどが高く評価され、今回のシステムへの採用に至ったものです。
三重銀行の指静脈認証型貸金庫入室管理システムでは、貸金庫がある部屋の入口で、あらかじめ登録された指静脈の情報を記録したICカードを装置に挿入し、利用者の指を非接触型指静脈認証装置にかざすことで、記録された情報と実際の指静脈の情報とを照合し、認証後に入室が可能となります。
すでに、昨年12月13日から三重銀行本店で、12月19日から東海支店でそれぞれ稼働を開始しており、今後も順次導入していく予定です。
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非接触型指静脈認証システムの特徴と仕組み、および日立のセキュリティ事業への取り組み |
指静脈認証技術は、日立が開発した生体認証技術で、体内にある指の静脈パターンを認証するものです。指静脈は体内にある情報であり、成りすましや偽造が極めて困難です。指に光を透過させて、静脈画像を撮影する透過光方式を採用しており、形状が複雑な細かい静脈まで取得が可能で、直接センサ部に触れることなく高い認証精度を持ちます。また、装置もコンパクトで、ATMの本人認証、PCログインや入退室管理の他にも自動車などさまざまな分野への応用が期待されています。
日立はこれまで、情報・通信分野におけるサイバーセキュリティをはじめ、社会インフラにおけるフィジカルセキュリティに至るまで、安心・安全・快適な環境を確保するための技術やノウハウを開発・蓄積してきました。200万ライセンス*の販売実績を持つ情報漏えい防止ソリューション「秘文」や、本体にHDDを持たないPCを用い、情報漏えいを抜本的に防止する「セキュアクライアントソリューション」などを提供しています。
日立は、今後も、安心・安全・快適なユビキタス情報社会の実現に向けて、さまざまな市場ニーズに応えられるソリューションを創造していきます。
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お問い合わせ先 |
株式会社日立製作所 情報・通信グループ 金融システム事業部 企画部 [担当:木村]
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