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2005年11月30日
株式会社日立製作所
日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社
三井住友銀行が日立の指静脈認証技術を採用
株式会社日立製作所(執行役社長:庄山 悦彦/以下、日立)の非接触型指静脈認証技術が、このたび株式会社三井住友銀行(頭取:奥 正之/以下、三井住友銀行)の「生体認証ICキャッシュカード」の本人確認方法として採用されることが決定し、日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社(代表取締役社長兼CEO:大谷 彰彦)が指静脈認証システム一式を受注しました。
三井住友銀行は2005年12月19日から指静脈認証を用いたICキャッシュカードのATMでの取扱を開始します。指静脈認証技術の認証精度の高さや使いやすさ、認証速度の速さが高く評価され、採用に至ったものです。
三井住友銀行は、個人向けの普通預金を対象として、2005年12月19日から指静脈ICキャッシュカードの受付を開始します。当初、本支店合わせて、約1,000台のATMを指静脈認証対応とし、順次拡大する予定です。ATM利用時に、暗証番号入力に加え、あらかじめ登録された指静脈情報により本人確認を行うことで、安心してATMを利用できます。
日立および日立オムロンターミナルソリューションズは、今後も、指静脈認証技術を搭載したATMをはじめとして、金融機関向けにさまざまなセキュリティ機能を備えたシステムを提供していきます。
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指静脈認証システムの特徴と仕組み、および日立のセキュリティ事業への取り組み |
指静脈認証技術は、日立が開発した生体認証技術で、指の静脈パターンを用いて個人認証する技術です。指静脈は体内にある情報であり、成りすましや偽造が極めて困難です。また、指に光を透過させて、静脈画像を撮影する透過光方式を採用しており、形状が複雑な細かい静脈まで取得が可能で、高い認証精度を持ちます。また、装置もコンパクトで、ATMの本人認証、PCログインや入退室管理の他にも自動車などさまざまな分野への応用が期待されています。
日立はこれまで、情報・通信分野におけるサイバーセキュリティをはじめ、社会インフラにおけるフィジカルセキュリティに至るまで、安心・安全・快適な環境を確保するための技術やノウハウを開発・蓄積してきました。175万ライセンス*の販売実績を持つ情報漏えい防止ソリューション「秘文」や、PC本体にHDDを持たずPCからの情報漏えいを抜本的に防止する「セキュリティPC」などを提供しています。
日立は、今後も、安心・安全・快適なユビキタス情報社会の実現に向けて、さまざまな市場ニーズに応え
られるソリューションを創造していきます。
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日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 経営戦略室 経営企画部 [担当:長束]
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