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日立の指静脈認証システムが京都銀行で稼働
指静脈認証ATMとして国内初稼働
株式会社日立製作所(執行役社長:庄山 悦彦/以下、日立)の指静脈認証技術が、このたび、株式会社 京都銀行(本社:京都府京都市、頭取:柏原 康夫/以下、京都銀行)の「指静脈による生体認証システム」に採用され、11月21日から順次稼働を開始します。指静脈認証機能をICキャッシュカードへ搭載し、ATMで実際の業務に使用されるのは国内で初めて*となります。
日立および日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社(代表取締役社長兼CEO:大谷 彰彦)は、ATM指静脈認証システムとICキャッシュカードの発行から運用までをトータルに提供します。
京都銀行は、これまで、ATMへの覗き見防止フィルムの装着やキャッシュカードによる支払い限度額の随意変更機能の追加など、金融犯罪による被害の防止策としてさまざまな取り組みをしてきました。今回、さらなる防止策として、指静脈認証機能付きICキャッシュカードを導入します。指静脈認証技術の認証精度の高さや使いやすさ、認証速度の速さが高く評価され、採用に至ったものです。
京都銀行では、11月21日に本店営業部をはじめ3ヶ店に指静脈認証ATMを設置し、2006年3月までに全店に指静脈認証ATMを導入することを計画しています。普通預金と貯蓄預金を対象とし、ATM利用時に、暗証番号を入力するだけでなく、あらかじめ登録された指静脈情報により本人確認を行うことで、安心してATMを利用できます。
日立は、指静脈認証のアプリケーションを搭載したICチップ内蔵キャッシュカードの発行をワンストップで提供する「ICキャッシュカード提供ソリューション」を提供しており、京都銀行へもICキャッシュカードの発行・発行管理から指静脈認証対応システムの設計・構築までをトータルにサポートしています。
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指静脈認証システムの特徴と仕組み、および日立のセキュリティ事業への取り組み |
指静脈認証技術は、日立が開発した生体認証技術で、体内にある指の静脈パターンを認証するものです。指静脈は体内にある情報であり、成りすましや偽造が極めて困難です。指に光を透過させて、静脈画像を撮影する透過光方式を採用しており、形状が複雑な細かい静脈まで取得が可能で、高い認証精度を持ちます。また、装置もコンパクトで、ATMの本人認証、PCログインや入退室管理の他にも自動車などさまざまな分野への応用が期待されています。
日立はこれまで、情報・通信分野におけるサイバーセキュリティをはじめ、社会インフラにおけるフィジカルセキュリティに至るまで、安心・安全・快適な環境を確保するための技術やノウハウを開発・蓄積してきました。175万ライセンス*の販売実績を持つ情報漏えい防止ソリューション「秘文」や、PC本体にHDDを持たずPCからの情報漏えいを抜本的に防止する「セキュリティPC」などを提供しています。
日立は、今後も、安心・安全・快適なユビキタス情報社会の実現に向けて、さまざまな市場ニーズに応えられるソリューションを創造していきます。
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関連情報 |
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株式会社日立製作所 情報・通信グループ 金融システム事業部 企画部 [担当:木村]
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