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十八銀行向け指静脈認証システムを日立が受注
指静脈認証装置
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株式会社日立製作所(執行役社長:庄山 悦彦/以下、日立)の指静脈認証技術が、このたび株式会社十八銀行(本店:長崎市、頭取:藤原 和人/以下、十八銀行)の新商品「<18>生体認証普通預金『バイオガード』」の中核セキュリティ技術として採用されることが決定し、日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社(代表取締役社長兼CEO:大谷 彰彦)が、指静脈認証システム一式を受注しました。
十八銀行は、これまで、金融犯罪の防止策として、様々な取り組みをしてきましたが、今回、預金の安全性に対するお客様のニーズにさらに対応することを狙いとして、日立の指静脈認証技術の採用を決定しました。指静脈認証技術の認証精度の高さや使いやすさ、認証速度の速さが高く評価され、採用に至ったものです。
今回、十八銀行が長崎市内の店舗を皮切りに、2005年9月21日から開始する「<18>生体認証普通預金『バイオガード』」は、預金者が預金を引き出す際、銀行窓口に設置した指静脈認証装置に指をかざして本人確認を行うことで、預金の安全を確保するサービスです。十八銀行に導入する指静脈認証装置は、当初10台を予定しています。指静脈認証システムは、入退管理システムやPCログイン認証システムとして既に多数利用されていますが、金融機関における預金取引時の本人確認手段としては、十八銀行が日本で初めて*サービスを開始することとなります。
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指静脈認証システムの特徴と仕組み、および日立のセキュリティ事業への取り組み |
指静脈認証技術は、日立が開発した生体認証技術で、指の静脈パターンを用いて個人認証する技術です。指静脈は体内にある情報であり、成りすましや偽造が極めて困難です。また、指に光を透過させて、静脈画像を撮影する透過光方式を採用しており、形状が複雑な細かい静脈まで取得が可能で、高い認証精度を持ちます。また、装置もコンパクトで、ATMの本人認証、PCログインや入退室管理の他にも自動車などさまざまな分野への応用が期待されています。
日立はこれまで、情報・通信分野におけるサイバーセキュリティをはじめ、社会インフラにおけるフィジカルセキュリティに至るまで、安心・安全・快適な環境を確保するための技術やノウハウを開発・蓄積してきました。120万ライセンスの販売実績を持つ情報漏えい防止ソリューション「秘文」や、PC本体にHDDを持たずPCからの情報漏えいを抜本的に防止する「セキュリティPC」などを提供しています。
日立は、今後も、安心・安全・快適なユビキタス情報社会の実現に向けて、さまざまな市場ニーズに応えられるソリューションを創造していきます。
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日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 経営戦略室 経営企画部 [担当:長束]
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