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KDDIからCDMA2000 1xEV-DO 新規格「Revision A」に対応した
第3世代携帯電話システムの基地局を受注
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川 一夫)は、KDDI株式会社(代表取締役社長:小野寺 正、以下KDDI)から、CDMA*1方式移動体通信システムの高速データ通信仕様であるCDMA2000
1xEV-DO(1x Evolution-Data Only)*2で、データ通信速度の向上やマルチキャスト*3サービスなどを可能とする新規格「Revision
A」に対応した第3世代携帯電話システムの基地局を受注しました。本システムは、KDDIが既に提供を開始している2GHz帯サービスで使用される見込みです。また、2006年度から全国展開される計画です。
本システムのネットワークはマルチベンダからなる基地局、IPネットワーク、端末で構成され、当社はそのうちの基地局を担当します。
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CDMA(Code Division Multiple Access): |
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携帯電話などの無線通信に使われる方式の1つ。 |
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CDMA2000 1xEV-DO: |
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クアルコムが基礎開発した高速データ通信に最適化したCDMA方式移動体通信システム。
日本ではKDDIが2GHzで2003年10月から、800MHzで2003年11月から商用サービスを開始。 |
*3 |
マルチキャスト: |
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ネットワーク内で複数の相手を指定して、映像などのデータを同時に送信すること。 |
当社はこれまで、KDDIが2000年7月から行ったCDMA2000 1xEV-DOトライアルシステムをはじめ、現在の800MHz帯サービス用基地局の開発と納入をしています。今回の受注は、これまでの取り組みで培った当社の技術やノウハウの蓄積と装置の完成度が評価されたものと考えています。
当社は、これらの経験と技術蓄積を活用し、次世代通信システムの更なる拡販に取り組んでいきます。
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CDMA2000 1xEV-DO Revision Aについて |
「Revision A」は2004年3月に新しく制定された国際標準規格です。従来は最大2.4Mbit/sであった下りデータスループットを3.1Mbit/sに拡張したほか、マルチキャストサービス、パケットの帯域保証(QoS*4)を実現します。これによりエンドユーザーは、より高速なインターネット情報のダウンロード、高品質な動画コンテンツの同報受信、テレビ電話など、広帯域で多彩なサービスを受けることができるようになります。
*4 |
QoS(Quality of Service): |
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ネットワーク上で特定のユーザに対して一定の通信速度を確保するため、帯域を優先割当てをする技術。 |
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他社商標等に関する表示 |
記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標、サービス名称です。
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関連情報 |
| | お問い合わせ先 |
株式会社 日立製作所 ネットワークプラットフォーム事業推進室 CDMAプロジェクト [担当:吉村]
〒244-8567 神奈川県横浜市戸塚区216番地
電話 : 045-862-7300 内線 4629