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2004年9月1日
統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」を発売サーバ、ストレージ、ネットワーク、システム管理ソフトウェア一体化によりTCOを最大40%削減
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川一夫)は、このたび、サーバ、ストレージ、ネットワークおよびシステム管理ソフトウェアを一体化させ、最大40%のTCO(Total Cost of Ownership)削減を可能とした、新しい概念の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony(ブレードシンフォニー)」を業界で初めて製品化し、9月1日から販売を開始します。
「BladeSymphony」は、複雑化の一途をたどるオープンシステムの構築や運用の負担を軽減する切り札として、総合ITベンダーである日立が、統一した設計思想に基づき設計・開発したもので、ユーザーは複雑な運用を意識することなく、システムの状況に応じたハードウェアの追加・変更が容易となり、コアビジネスへの集中が可能となります。 企業情報システムは、長年利用していく中で業務の追加・変更が積み重なり、システムの「複雑化」、「肥大化」、「ブラックボックス化」を招いているケースが多く見受けられます。特に、異なるベンダーの製品を組み合わせたオープンシステムでは、個々の製品の機能や価格では比較的メリットが多いものの、情報システム全体としては、各製品が個別設計のため複雑化し、開発・運用の効率化や維持管理コストの低減など、いわゆるTCOの削減が大きな課題となっています。
「BladeSymphony」は、サービスプラットフォームコンセプトHarmonious Computingに基づき開発したもので、日立の幅広いハードウェア・ソフトウェアの技術を結集し、ブレード仕様のサーバ部と、ストレージ部、ネットワーク部及びオペレーティングシステム(OS)、システム管理ソフトウェアをユーザーの要件に合わせて選択、一つの筐体にコンパクトに収容したプラットフォーム製品です。「BladeSymphony」では、新しく開発したシステム管理ソフトウェア「BladeSymphony Manage Suite(ブレードシンフォニー マネージ スイート)」ですべてのハードウェアを統合運用することで、システム構築の容易化やシステムの統合運用、システムの状況に応じた柔軟で迅速なシステム変更を実現します。さらに、統合システム運用管理「JP1」と連携することで、運用手順(ポリシー)設定による自動運転機能など、より高度な運用を可能とし、大規模かつ複雑なシステムの運用性を大幅に向上できます。これにより、従来に比べ、最大40%のTCOを削減可能にします(当社推定)。なお、OSには最新のWindows Server TM 2003と Red Hat Enterprise Linux AS 3を採用しており、オープン環境の豊富なアプリケーションを利用することができます。
日立は、今回の新製品をプラットフォーム事業の基幹製品と位置づけ、「BladeSymphony」関連システム事業として、今後2年間で1,000億円の売上を目標とし、海外市場も視野に入れたグローバルな事業を展開していきます。
また、日立グループでは、WindowsおよびLinux環境のサーバを約8,000台運用していますが、運用コストの削減に向け、段階的に「BladeSymphony」を適用してサーバ統合を推進することを計画しています。 新製品の特徴
1. サーバ、ストレージ、ネットワークの統合運用によりTCOを最大で40%削減
「BladeSymphony」は、サーバ、ストレージ、ネットワーク、システム管理ソフトウェアを統一した設計思想に基づき設計・開発した統合サービスプラットフォームです。すべてのハードウェアを統合運用するためのソフトウェアとして、新しく開発したシステム管理ソフトウェア「BladeSymphony Manage Suite」でハードウェアの設定、監視、操作や業務負荷に応じたリソース割り当て変更機能などを実現します。さらに、統合システム運用管理「JP1」と組み合わせることにより、運用ポリシーに従った自動運転やWebシステム環境でのサーバ追加など、より高度な運用が可能となります。これらのリソース効率化によるCPU台数の削減や運用経費の削減などにより、従来に比べ最大40%のTCOを削減可能とし(当社推定*1による)、大規模で複雑なシステム運用の大幅な容易化を図ることができます。
2. 高性能、高信頼なハードウェア
「BladeSymphony」は、インテル(R) XeonTM プロセッサ搭載のサーバモジュールに加え、最新の64ビットプロセッサ インテル(R) Itanium(R) 2 プロセッサ搭載のサーバモジュールも提供し、これらの混載も可能です。チップセットは独自に開発しており、バックプレーンの高速接続機構を介した世界初の「サーバモジュール間SMP*2機能」の実現により*3、最大8wayのSMP構成としても利用でき、スケールアップによるシステム性能向上にも対応可能です。また、ファイバーチャネルにも対応した優れたI/O拡張性、ミッションクリティカルシステムで培った高信頼技術の採用により、Webサーバなどのフロント業務はもちろんのこと、極めて高い性能・信頼性が要求されるバックエンド業務へも適用できます。さらに、日立ディスクアレイサブシステム「SANRISE9500Vシリーズ」をベースとした高性能内蔵RAIDディスク、日立ギガビットスイッチ「GS4000シリーズ」をベースとした内蔵LANスイッチを搭載し、高い信頼性と柔軟なシステム構成により基幹系システムを支えます。
3. ビジネスの成長に応じたシステム投資が可能
ブレード構造の採用と、サーバへのソフトウェアの一括配信機能により、ITリソースを逐次増設できるため、初期導入コストを低く抑え、ユーザーの業務量の増大に応じた段階的な投資が可能となります。また、CPUの利用状況に応じた従量制課金の導入も計画しており、システム投資の最適化が図れます。
4. ITライフサイクルを最適化するソリューションサービスのワンストップ提供
ハードウェア、ミドルウェアおよびアプリケーションパッケージまでの製品群と設計、構築などのサービス群を適切に組み合わせたベストプラクティススイーツとして、公共、産業、金融など業種・業務毎に事前検証済みのソリューションスイーツを提供します。金融機関向けオープン基幹業務、製造業向け生産管理業務などに対応したスイーツにより、適用業務におけるITライフサイクル全般の最適化を図ることができます。
新製品の概要 サーバ、ストレージ、ネットワークなどのハードウェアとシステム管理ソフトウェア「BladeSymphony Manage Suite」、導入サービスのアラカルトメニューの中から、必要な機能・サービスを組み合わせ、ユーザーのニーズに最適なシステムを提供します。
新製品の構成例および参考価格
統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」の発表にあたり、各社から以下のコメントをいただいております。
◆インテル株式会社 代表取締役共同社長 吉田 和正氏
インテルは日立製作所の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」の発表を歓迎いたします。
本日の発表において、複雑化するITシステムの現状の中でシステムの構築から運用まで統合化されたプラットフォームを支える「BladeSymphony」のアーキテクチャとして、インテル(R) Itanium(R) 2 プロセッサ及びインテル(R) XeonTM プロセッサを採用されており、これは、両プロセッサの持つ優れた信頼性、可用性、ならびに高い性能を認めていただいたものと、認識しております。 今回の発表により、企業のニーズを満たす競争力の高いソリューション、かつ柔軟なシステムが実現され、ITマネージャのパフォーマンス、管理機能、そして費用対効果への期待が一層高まると考えます。
◆日本オラクル株式会社 代表取締役社長 新宅 正明氏
日本オラクル株式会社は、株式会社 日立製作所 情報・通信グループによる新しい統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」の販売開始を歓迎いたします。オラクルの最新プラットフォーム製品「Oracle 10g」は、グリッドコンピューティングを視野にITシステムの自動化、簡便性を実現しています。また、オラクルのクラスタ化技術である「Oracle Real Application Clusters 10g」とブレードサーバーを組み合わせることで、低コストで拡張性、可用性の高いシステムを構築することが可能です。これらのオラクル製品と「BladeSymphony」により、導入、運用、および管理コストを軽減しながら、高性能なシステムを提供し、企業の戦略的IT投資を支援します。
◆マイクロソフト株式会社 執行役 常務 エンタープライズビジネス担当 平井 康文氏
マイクロソフトは「Blade Symphony」の発表を歓迎いたします。
かねてより、マイクロソフトは日立製作所様とともに、各種ソリューション、製品、サービス等のMicrosoft .NET対応を強化してきましたが、さらにMicrosoft(R) Windows ServerTM 2003ファミリーを搭載した本製品の登場により、メインフレームなどのレガシーシステムにより実現されてきたハイエンド・ミッションクリティカルシステム市場に、より高いパフォーマンス、TCOに優れたシステムを提供できるものと確信しております。
◆レッドハット株式会社 代表取締役社長 松浦 徹氏
レッドハットは日立製作所様が、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」の販売を開始されたこと、ならびにRed Hat Enterprise Linuxを採用いただいたことを心より歓迎いたします。
今回発表された新コンセプトによる戦略的な統合プラットフォーム「BladeSymphony」は、従来から日立様が提唱し続けてきたHarmonious Computingの中核を担ってゆくものであり、量的に増大し質的に深化し続ける市場のニーズに適合する本製品を通じて、Linuxがエンタープライズ領域へ、より一層浸透してゆくものと期待しております。 レッドハットは今後も日立様との協業を通じて、さらに高品質なサービスをお客様に提供できるよう、努力する所存でおります。
◆SAPジャパン株式会社 アライアンス本部 バイスプレジデント 竹田 邦雄氏
株式会社日立製作所の「BladeSymphony」のリリース、おめでとうございます。
新しい統合サービスプラットフォームという、日立様のハードウェアとソフトウェアの技術力を結集した、最先端のITプラットフォーム基盤に期待しております。現在SAPで最も多くのインストールベースとなっているIAプラットフォームは、エンタープライズ規模での利用も増えてきており、今後の基幹システムを担う存在になる可能性を秘めております。 SAPでは、従来のERP,CRM,SCM等のソリューションに加え、エンタープライズ・サービス・アーキテクチャをコンセプトに、NetWeaverという統合アプリケーション・プラットフォームをリリースし、今後の企業の成長を促す革新的なソリューションを提供しております。 日立様の「BladeSymphony」は、正にこのエンタープライズ・サービス・アーキテクチャにマッチするコンセプトを持ったシステムであると期待しており、両社の協業を通じて、新しい技術を今後ますます発展させていきたいと願っております。
HCAセンター TEL : 0120-2580-12
株式会社 日立製作所 情報・通信グループ
エンタープライズサーバ事業部 企画部 [担当:庄山] 〒259-1392 神奈川県秦野市堀山下1番地 電話 : 0463-87-6786(ダイヤルイン) 以上
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