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ニュースリリース |
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2003年5月29日 |
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日立ホーム&ライフソリューション株式会社
株式会社日立製作所 |
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自律移動型の家庭用掃除ロボット(試作機)を開発 |
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−世界最小直径250mm*1のコンパクトボディで、高集じん機能と自動地図生成走行を実現− |
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自律移動型の家庭用掃除ロボット(試作機) |
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日立ホーム&ライフソリューション株式会社(取締役社長:瀬端久仁雄、以下日立H&L)と株式会社日立製作所 機械研究所(所長:三木一克)および中央研究所(所長:西野壽一)は、世界最小直径250mm*1のコンパクトボディをもつ自律移動型の家庭用掃除ロボット(試作機)を開発しました。
この掃除ロボットは、本体から自動で伸びる「可動吸口」を設け、ゴミが溜まりやすい壁際や隅部もしっかり掃除できます。また自動的に生成した部屋内地図に基づいて自律移動を行いながら吸引掃除を行います。
吸い取ったゴミは一旦本体内部の小形集じんカートリッジに溜め、掃除完了後、別置きの「充電ゴミ捨てステーション」と自動的に接続して、ステーション側の大形ボックスに自動的に排出します。また、内蔵したニッケル水素電池の残量が少なくなったときにも、自動的に「充電ゴミ捨てステーション」に戻って充電を行います。これにより、約1ヶ月間お手入れすることなく*2、自動で掃除を行うことができます。
全ての操作は、本体のスイッチボタンやリモコンで行うことができます。また、将来は、本体に内蔵した小形カラーカメラで撮った留守宅の画像を、携帯電話などからインターネットを経由して、外出先からチェックする機能や、遠隔操作機能を追加する予定です。
*1: |
回転ブラシ付き自律移動型掃除ロボットにおいて。2003年5月29日現在。 |
*2: |
一般的な家庭で6畳相当の部屋を毎日1回掃除した場合。(当社試験による) |
■開発の背景 |
近年の少子高齢社会や女性の社会進出に伴うライフスタイルの変化により、高齢者層を中心とした二人以下の世帯や、共働きの世帯が増加しています。このうち高齢者世帯では、家事労働による身体への負担を軽減することが求められており、共働き世帯では、忙しい生活にゆとりをもたらすため、家事に要する時間の節約が求められています。
このような中で注目されているのが、近年著しく進化を遂げているロボット技術を応用した家事支援システムです。なかでも掃除ロボットに対する潜在ニーズは高く、当社が実施した家庭用ロボットに対するニーズ調査では、家事の中で「掃除」が1位となっています。
これらのニーズに基づき、ロボットおよびメカトロニクスの技術を機械研究所から、地図生成技術を中央研究所から、クリーナー技術を日立H&Lがそれぞれ持ち寄り、技術を融合し、本開発を行いました。
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■日立における掃除ロボット開発の歴史 |
日立グループでは、1983年以来、掃除ロボットの開発に取り組んできました。1985年には、ドイツで開催された家電の国際見本市「ドモテクニカ」に、自律走行システムを組み込んだ試作機を出展しています。その後、家庭用としての実用性の向上を目指し、小形化に取り組みながら、可動吸口などの技術開発や、内蔵カメラの搭載を行い、今回の開発品に至っています。
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本体寸法 |
直径250mm×高さ130mm |
本体質量 |
4kg |
電池 |
ニッケル水素電池 |
最大走行速度 |
40cm/秒 |
連続運転時間 |
約50分(フル充電時) |
充電時間 |
約2時間 |
標準掃除時間 |
6畳間の掃除に約10分 |
掃除可能面積 |
約50m2 |
集じん方式 |
本体に集じんし、充電ゴミ捨てステーションに自動ゴミ排出 |
走行方式 |
1)自動地図生成自律走行
2)手動操縦(リモコン) |
運転モード |
おまかせ(部屋全域を自律走行し自動掃除)
ランダム(部屋全域をランダム走行し自動掃除)
マニュアル(リモコン) |
主な搭載センサ |
超音波センサ、光距離センサ、接触センサ、段差センサ、
ジャイロセンサ、吸口接触センサ、温度センサ、ほか |
カメラ機能 |
ネット対応カラーカメラ |
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■お客様からの問合せ先 |
日立ホーム&ライフソリューション株式会社 掃除機・ポンプ事業グループ CSグループ
電話/(03)3502−2111(代表)
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■技術照会先 |
株式会社日立製作所 機械研究所 企画室
〒300−0013 茨城県土浦市神立町502番地
電話/(029)832−8201(ダイヤルイン) 〔担当:高岡〕
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以上 |
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このニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。 |
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