日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO 石橋 正)は、このたび、パソコンやワークステーション、サ
ーバ等のメインメモリ、拡張メモリ向けに、512MビットシンクロナスDRAM(以下、SDRAM)「HM5251165BTDシ
リーズ(×16ビット構成)」、「HM5251805BTDシリーズ(×8ビット構成)」、「HM5251405 BTDシリーズ(×4ビッ
ト構成)」を業界で初めて製品化し、平成11年10月からサンプル出荷を開始します。
本製品は、256MビットSDRAM 2チップを、当社独自の積層技術によって一括モールドし、256Mビット
SDRAMと同一の54ピン400ミル(注)TSOP-IIパッケージに収めることで、大容量化を実現しています。
近年、パソコンやワークステーションなどの情報機器において、システムの高性能化等が進み、メモリの
搭載容量も増大しています。一方で、システムの小型化が進み、メモリの実装スペースを縮小する必要に迫
られているため、SDRAM単体もさらなる大容量化が求められています。
当社では、大容量メモリを実現する手段として、2つのメモリチップを積み重ねて1つのパッケージに収め
る積層技術を開発し、すでに64MビットSDRAM 2チップを用いた128MビットSDRAMを量産しています。そして
今回、同技術を用い、業界で初めて256MビットSDRAMを2つ積層した512MビットSDRAMを製品化しました。
本製品は、ピン配置も256MビットSDRAMの上位互換となっており、54ピン400ミルTSOP-IIパッケージと同
一実装スペースで、2倍のメモリ容量を実現しました。また、100MHzメモリバス(PC100)に対応しています。
今後は、133MHzメモリバス(PC133)対応品を製品化する予定です。
注)ミル(mil):100ミルは2.54mm
■応用製品例
パソコンやワークステーション、サーバのメインメモリ、拡張メモリ
■ 価 格
製 品 名 構 成 CASレイテンシ サンプル価格
(円)
HM5251165BTD-A6 8Mワード×16ビット×4バンク CL=2 60,000
HM5251165BTD-B6 8Mワード×16ビット×4バンク CL=3 58,000
HM5251805BTD-A6 16Mワード× 8ビット×4バンク CL=2 60,000
HM5251805BTD-B6 16Mワード× 8ビット×4バンク CL=3 58,000
HM5251405BTD-A6 32Mワード× 4ビット×4バンク CL=2 60,000
HM5251405BTD-B6 32Mワード× 4ビット×4バンク CL=3 58,000
以 上
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