日立製作所は、アナログ信号をデジタル変換するMPEG2エンコーダを内蔵し、現行の
地上波・BS放送などのアナログ信号をデジタル変換して記録する”MPEG2エンコーダ”
を内蔵することで、高画質でデジタル記録できるD−VHS仕様のVTR
(DT−DR3000)を7月15日から発売します。
■型式・価格
型式:DT−DR3000
標準価格(税別):148,000円
発売日:7月15日
当初月産台数:3,000台
現在既に開始しているCSデジタル放送に続き、平成12年以降に予定されているBSデ
ジタル放送や地上デジタル放送など、アナログ放送のデジタル放送への移行は本格化してい
ます。D−VHSは、現行VHS方式を基盤とした新しいVHSフォーマットで、現行VH
S方式との互換性を維持しつつ、デジタル変換された信号をそのままデジタル記録・再生可
能な方式です。
日立は、平成10年10月、国内初のCSデジタルチューナーを内蔵したD−VHS VT
R(7B−DF100)を発売し、デジタル放送のタイムシフトニーズに対応して来ました。
今回発売する「DT−DR3000」は、このD-VHS方式をベースとして、現行の地上
波・BS放送などのアナログ信号をデジタル変換して記録する”MPEG2エンコーダ”を
内蔵することで、水平解像度500本以上の高解像度を実現し、ジッター(画面上の縦線の
ゆれ)がなく色再現性の高い高画質映像の再現を可能にしました。これにより、画質劣化の
ほとんどない原信号に忠実な再生画質を実現しています。特に、高画質デジタル放送に向け
て発売されている、ハイビジョンテレビや大画面テレビなどと組合せて使えば、画質の素晴
らしさを十分にご満足頂けます。
また、デジタルVTRに相応しい操作性を実現するために、好評のテープナビをさらに進
化させ、作成したタイトルをテープナビ画面に表示したり、録画日やジャンルなどで検索す
る機能を充実し、見たい番組の検索性をより向上させています。さらに、見やすく使いやす
いGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)の採用により、取扱説明書なしで
簡単に操作できるガイドを画面上に表示するので、リモコンで簡単に多機能を使いこなすこ
とができます。
<主な仕様>
項目 仕 様
型 式:DT−DR3000
使用カセット:D−VHS/S−VHS/VHSタイプビデオカセット
方 式:回転2ヘッドヘリカルスキャンD-VHS方式(MTP)/VHS方式(NTSC準拠)
テープ幅 :12.7mm
テープ速度 :標準モード:33.4mm/秒、3倍モード:11.1mm/秒、STDモード:16.67mm/秒
録画・再生時間:標準モード:3時間30分(T−210使用時)
3倍モード:10時間30分(T−210使用時)
STDモード:5時間(DF−300使用時)
巻戻し時間 :高速巻戻しモード約83秒、通常巻戻しモード約130秒(T−120使用時)
ヘッド数 :6(4:映像用、2:Hi−Fi音声/デジタル用)
VHF出力 :1/2チャンネル切換可能
受信チャンネル:VHF:1〜12チャンネル、UHF:13〜62チャンネル
CATV:13〜63チャンネル、BS:1〜15チャンネル
映像入力 :S映像端子:輝度信号1.0Vp-p 75Ω不平衡、色信号0.286Vp-p 75Ω不平衡
映像端子 :1.0Vp-p 75Ω不平衡
映像出力 :S映像端子:輝度信号1.0Vp-p 75Ω不平衡、色信号0.286Vp-p 75Ω不平衡
映像端子 :1.0Vp-p 75Ω不平衡
コンポーネント映像端子:Y信号1.0Vp-p 75Ω不平衡、Cb,Cr信号0.7Vp-p 75Ω不平衡
音声入力 :−7.8dBs(316mVrms)ハイインピーダンス
音声出力 :−7.8dBs(316mVrms)ローインピーダンス
電 源 :AC100V 50/60Hz共用
消費電力 :動作時約39W、待機時約7.5W
質 量 :約7.4Kg
外形寸法 :幅43.5×高さ15.4×奥行31.0cm
* D―VHSは、日本ビクター株式会社の登録商標です。
以 上
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