日立製作所はこのたび、高性能インテル(R)Pentium(R)IIIプロセッサ(500MHz)を搭載したタワ
ー型デスクットップ「FLORA 370」、パーソナルワークステーション「FLORA 430/410」、小規模
ワークグループサーバ「FLORA 750/730」の計5モデルを、企業向けPC「FLORAシリーズ」の上
位モデルとしてラインアップに加え、3月18日から発売します。
ビジネス分野におけるPCは、コミュニケーションや生産性向上のための必須アイテムとして
幅広く普及し、その利用形態もインターネットやイントラネットをはじめグループウェア、デジ
タルイメージング等、高度で膨大なデータをネットワーク上で扱う環境が増加しています。これ
に伴い、高性能で安定した処理能力、ネットワーク上のセキュリティの強化、および管理工数の
低減が求められています。
当社では、こうした市場のニーズに応え、高い演算性能、優れたマルチメディア機能を装備し、
より快適な操作が行える新モデルを発売します。特に「FLORA 430」は、インテル(R)Pentium(R)
IIIプロセッサの特徴である「ストリーミングSIMD*1拡張命令」に対応した、3D描画を高速化する
「DYNAMICgeometry(TM)アーキテクチャ」対応ドライバの採用により、従来モデルと比べて約30
%(*)の3D表示性能を向上しています。
* FLORA 430 Pentium(R)IIプロセッサ(450MHz)搭載モデルとの比較(Viewperf6.1 ProCDRS*2)
【今回発表の新製品】カスタムメイド対応のため基本モデルを記載
モデル名 | CPU (周波数) | メモリ | HDD | CD-ROM | グラフィックス ボード |
FLORA 370 | PentiumIII (500MHz) | 64MB | 6.4GB | 32倍速 | RAGE PRO TURBO |
FLORA 430 | PentiumIII (500MHz) | 128MB | 9.1GB | 32倍速 | AccelGALAXY |
FLORA 410 | PentiumIII (500MHz) | 64MB | AccelSTARII |
FLORA 750 | PentiumIII (500MHz) | 64MB | 9.1GB | 32倍速 | AccelSTARII |
FLORA 730 | PentiumIII (500MHz) | 64MB | 6.4GB | RAGE PRO TURBO |
モデル名 | LAN | プレイン ストールOS | 標準価格 (税別)(円) | 出荷開始 |
FLORA 370 | 100BASE-TX /10BASE-T | Windows98 | 448,000 | 3月31日 |
WinNT WS 4.0 | 468,000 |
FLORA 430 | 100BASE-TX /10BASE-T | WinNT WS 4.0 | 1,200,000 | 3月31日 |
FLORA 410 | 700,000 |
FLORA 750 | 100BASE-TX /10BASE-T | WinNT SV 4.0 | 892,000 | 3月31日 |
FLORA 730 | 660,000 |
【主な新製品の特徴】
1.タワー型デスクトップ「FLORA 370」
●高性能Pentium(R)IIIプロセッサ(500MHz)とCPUの実力をフルに引き出す100MHzシステムバス対
応のチップセットIntel 440BX AGPsetを搭載し、文書処理はもちろん画像、音声、動画などの
大容量データも高速処理が可能。
●AGP*3バス接続の高速3Dグラフィックスアクセラレータ「RAGE(TM) PROTURBO」を搭載。
●DAT、光磁気ディスク装置、HDD等を内蔵可能な6個のストレージベイを装備し、高い拡張性を
実現。
●OSはWindows(R)98、または、Windows NT(R) Workstation 4.0をプレインストールして提供。
(Windows NT(R) Workstation 4.0の選択により「Windows(R) 2000 READYPC」に対応)
2.パーソナルワークステーション「FLORA 430/410」
●高性能Pentium(R)IIIプロセッサ(500MHz)とCPUの実力をフルに引き出す100MHzシステムバス対
応のチップセットIntel 440BX AGPsetを搭載し、最大2プロセッサまで搭載可能。
●AGPバス接続のOpenGL(R)対応高速3Dグラフィックスアクセラレータ「AccelGALAXY」
「AccelSTARII」を搭載。Pentium(R)IIIプロセッサの「ストリーミングSIMD拡張命令」に対応
した「DYNAMICgeometry(TM)アーキテクチャ」対応ドライバの採用(FLORA430)により、3D描
画の高速化を実現。
●OSに先進のWindows NT(R)Workstation4.0をプレインストールした「Windows(R) 2000 READYPC」
3.ワークグループサーバ「FLORA 750/730」
●主に10〜25ユーザ程度の小規模LAN用途向けのプライスパフォーマンスに優れたワークグルー
プサーバ。
●高性能Pentium(R)IIIプロセッサ(500MHz)とCPUの実力をフルに引き出す100MHzシステムバス対
応のチップセットIntel 440BX AGPsetを搭載し、FLORA 750はデュアルプロセッサ、FLORA 730
はシングルプロセッサに対応。
●FLORA 750はメインメモリを最大1GB、HDDを27.3GBまで、FLORA 730はメインメモリを最大768MB、
HDDを最大20.4GBまで増設可能。また、5.25型ベイ×3、3.5型ベイ×3を装備し、優れた拡張性
を実現。
●強力なセキュリティ機能を備えたネットワークOSWindows NT(R)Server 4.0をプレインストー
ルして提供。
4.共通の特徴
●プロセッサ、メモリなどを希望に応じた仕様で提供するカスタムメイドに対応し、多彩なニー
ズに対応。
●DMI*4に準拠したハードウェア管理ツール「Intel LANDesk(R)Client Manager software Ver.3.3J」
を標準添付。
●高速100BASE-TX/10BASE-T 自動認識LANインタフェースを標準装備。
【本文注記】
*1:SIMD=Single Instruction Multiple Data
インテルのMMX(R)テクノロジで採用された、単一の命令で複数データを処理し、処理速度の高
速化を図る技術。画像や音声を扱うマルチメディア・アプリケーション等で、飛躍的な処理速
度の向上を実現。
ストリーミングSIMD拡張命令(SSE:Streaming SIMD Extensions)とは、Pentium(R)IIIプロセッ
サで追加された2D/3Dグラフィックス、ビデオ、音声などの処理を高速化する70個もの新しい
命令群。
詳細はインテル社のWEBサイトを参照。
http://www.intel.com/jp/index.htm
*2:米国の非営利団体SPEC(The Standard Performance Evaluation Corporation)のOPC
(The OpenGL(R)Performance Characterization Project)が定めた、OpenGL(R)のパフォーマン
スを計測するためのベンチマーク「Viewperf」で定義されたテスト方法の一つ。
*3:AGP=Accelerated Graphics Port
*4:DMI:Desktop Management Interface
【略号注記】
・Windows(R)98の正式名称は、Microsoft(R) Windows(R) 98 Operating Systemです。
・Windows NT(R) Workstation4.0の正式名称は、Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation
Operating System Version4.0、Windows NT(R)Server4.0の正式名称は、Microsoft(R) Windows
NT(R) Server NetworkOperating System Version4.0です。
【他社商標注記】
・Pentium,MMX,LANDeskは、米国インテル社の登録商標です。
・Microsoft,Windows,Windows NTは、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国
における商標または登録商標です。
・DYNAMICgeometryは、米国EVANS & SUTHERLAND社の商標です。
・OpenGLは、米国Silicon Graphics,Inc.の登録商標です。
・その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
以 上
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