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News Release

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平成9年4月23日

世界初 DVD-RAMドライブのサンプル出荷を開始

  日立製作所は、世界で初めて、DVD−RAM統一規格に準拠したパソコン用
DVD-RAM(書き換え可能なDVD)ドライブ「GF-1000」シリーズを開
発し、6月20日よりサンプル出荷を開始します。

 近年のパソコンの普及や、インターネットの整備、デジタル衛星放送の開始など、
デジタル情報を扱うネットワークが急激に広がる中で、次世代マルチメディアの映
像・情報記憶媒体であるDVDは、2,000年にはエンターテイメント用プレイ
ヤー、コンピューター関連機器あわせて全世界で年間7,000万台以上の需要が予
測されています。
 中でもデータの書き換えが可能なDVD−RAMは(1)大容量・可搬性
(片面2.6GB[フロッピーディスク約1,800枚相当]/両面5.2GB)(2)各
種DVDとの互換性(3)データ読み書き時の高い信頼性、等の特徴から2,000年
にはその需要が3,000万台と予測されています。今後はデータの大容量ストレー
ジメディアとして、またコンピュータとホームAVを結ぶブリッジメディアとして、
オフィス、社会、家庭における様々なアプリケーションを拡げることが予想されま
す(予測はいずれも日立調べ)。

 日立では、業界に先駆けて、昨年6月に標準速DVD-ROMドライブ、本年3月
には2倍速DVD−ROMドライブをサンプル出荷するなど、その市場の早期立ち
上げと拡大に努めてきました。また、DVDフォーラムにおいて、DVD−RAM
ワーキンググループの主査として幅広いユーザーの意見を取り入れながら、規格統
一の中心的な役割を果たしてきました。
 今回出荷開始するサンプル「GF−1000」シリーズは、高出力650nmレー
ザを搭載した独自開発の2レンズ2レーザ光ヘッドや高速対応DSPを含むLSI
チップセット、さらには高速対応メカニズムなどにより、大容量データの正確かつ
高速な書き換えができます。また、DVD−ROM/Rディスクついては2倍速の転
送レートによる高速検索が可能です。さらに、CD−ROMディスクの再生に加え、
光ヘッドに搭載した780nmの赤外半導体レーザにより、最近急激に需要が伸びて
いるCD−Rディスクの再生も可能です。

 今回のDVD-RAMドライブにより「DVDドライブ」シリーズの強化をはかる
とともに、これまで培った光ディスク関連技術をベースに、本シリーズで搭載した
2レンズ・2レーザ光ヘッドや、高出力レーザ、記録再生用LSI、CD・DVD
専用DSPなど、DVD関連のキーデバイスの開発を今後も進めていきます。また、
DVD−RAM搭載マルチメディアパソコンや、DVD−RAM応用サーバ(アーカ
イブ、バックアップなど)、光ファイリングシステムなどのコンピュータシステム、
さらには日立MPEGカメラ用の画像ファイルシステムやDVDレコーダなど、コ
ンピューター用途からエンターテイメント用途まで幅広い応用製品の開発を進め、
DVDの魅力を引き出す新しいアプリケーションを提案していきます。


<価格及び出荷開始時期>
       製 品 名                 型式名   サンプル価格  出荷開始日
パソコン内蔵型DVD-RAMドライブ  GF-1000  100,000円    7月18日
(ATAPIインターフェース)  
パソコン内蔵型DVD-RAMドライブ  GF-1050  100,000円    6月20日
(SCSIインターフェース)    
パソコン外付型DVD-RAMドライブ  GF-1055  120,000円    6月20日
(SCSIインターフェース)    


                                      以 上


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